見出し画像

ヘタレと初恋と後悔の話【日記】

 僕が昔住んでいたアパートには、同い年の女の子が住んでいました。小中高と同じ学校で、母親同士も仲が良かったですが、僕が陰キャ童貞すぎて未だに彼女とは仲が良くありません。
 彼女は学校一とも言われる美人で、めちゃくちゃモテまくってました。高校時代も何人かの彼氏を渡り歩いていたようです。
 それで、その子は僕の初恋の人でもありまして。僕がヘタレすぎて女子とまともにしゃべることすらできなかったので彼女はそれを知らないでしょうけどね。結局高校卒業するまで何もアクションを起こすことなくお別れとなりました。小学校入る前から一応絡みあったのになにやってんだ。

 そんなわけで、いろいろと印象深い人なわけです。そんな彼女が、先日僕が勤めるドラッグストアに母親と来店してきました。
 まぁびっくりしましたよ。浪人しててまだ実家にいるらしいというのは小耳に挟んではいましたが、まさかうちに来るとは思ってもみませんでしたし。平静を装って普通に対応しましたが、内心ドキドキでした。

 彼女が帰ってから、昔の苦すぎる思い出が次から次へと蘇って後悔で苦しくなりました。

学校でもグループワークなんかで話しかけるタイミングはどれだけでもありました。
生徒会所属の彼女に、行事関連で話しかけられたのにまともに返事できなかったこともありました。
彼女が弟を応援するために地元の少年野球チームの試合を見に言っていると知ったときに、迷わず自分も行くべきでした。
僕の弟もそこに所属していたし、よく知っている後輩が何人もいるのだからOBとして見に行くことになんの違和感もなかったはずです。
何も起きなくとも、少しでも行動すべきでした。

 今となっては悔やむことしかできません。どうせうまくいかないと決めつけていた自分が憎くて仕方がありません。
 でも、それが過去になった今だからこそ言えているというのも事実。もし今の記憶を持って過去にタイムスリップしたとしても同じことをすると確信を持って言えます。
 それくらい僕はヘタレです。

 僕の人生はこれからも後悔と決意とヘタレムーブの繰り返しになると思います。
 そこから1ミリでも学んで、1ナノずつでもいいから成長していける人間になりたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?