
【Season2 Vol.7】 JATO ATCリレー: 武部絋一郎さん
2020年6月よりスタートしたJATO ATCリレー Season2の第7走者は、ハワイ大学・仙台大学所属の白幡恭子さんからバトンを受け継いだのは、モンタナ大学時代のひとつ下の後輩にあたる武部紘一郎さんです。
現在、大阪市西区にあるLiteraMilitaというパーソナルトレーニングジムの代表を務められている武部さんのインタビューをお届けします。
是非ご一読ください!
ATCになろうと思ったのはいつですか?また、その理由を教えてください。
高校2年生の時です。バレー部だったのですが、足首や膝を怪我することが多くテーピングの本をたくさん買い込んで巻いてました。その本の著者が岩崎さんでATCの存在を知りました。
今、どんなお仕事をされていますか?
大阪市西区にてLiteraMilitaパーソナルトレーニングジムを経営しています。
現在経営されているパーソナルトレーニングジムをスタートするきっかけとなった出来事やそこに至るまでの経緯を教えてください。(バトンを繋いでくださった白幡さんからの質問です。)
2006年に帰国した際にいくつかのプロ球団からお声掛けいただきましたが、すべてATC職ではなく、ストレングスコーチや通訳のすべてをお願いしたいということでした。
日本ではトレーニングの指導をできないとなかなか仕事をしていくのは難しいと思い、パーソナルトレーニングジムに就職し、一からトレーニング指導の仕事を覚えていきました。
10年以上パーソナルトレーナーとして活動してきましたが、ATCが持っている知識をジムでのトレーニング指導にかけ合わせていくことで身体に不調を抱えている方への悩み解決ができると思いますし、そのニーズもあると確信し独立開業に至りました。
ATCが施設を開いて経営をする事について、どのような苦労があり、今の成功に至っていますか?また今後このような施設は増えていくと思いますか?
身体の知識や指導に関することはATCとして活動するうえですでにお持ちだと思いますが施設を開いて経営をするということは、起業家(変化を好み突き進んでいく)・マネジャー(管理をしっかりする)・職人(手に職を持つ)という3つの柱を持って初めて成功が近づくと思っています。
特にマーケティング、ブランディング、集客などの勉強が必要だと思っています。
私は社員としてパーソナルトレーナーをさせていただいていた10年間で4店舗をオープンする経験をさせてもらいました。その経験が生かされていると思います。
多くのマイクロジムができていますが、ダイエットやボディメイク、姿勢改善など目的も様々なのでまだまだニーズはあるしこのような施設が増えていくと思います。
今後の目標や展望を教えてください。
LiteraMilitaパーソナルトレーニングジムを起点に、店舗の拡大・オンラインでのコンテンツ販売やコミュニティづくりなど、パーソナルトレーニングだけにとらわれることなくビジネスを展開していきたいです。
また、トレーナー業界だけでなく飲食や物販など他の業種への参入もしたいですね。
あなたにとって、ATCは<ひとこと>で言うと、どのような職業ですか?またその理由を教えてください。
アスリートの未来を輝かせるコーディネイター
アスリートの怪我やリハビリなど、今の状態を評価・把握し適切な処置を行ったり、状態に応じてドクターやセラピストに送ったり、監督コーチへの報告や復帰プランの確認など、今あるアスリートの状態から未来にどう彼ら彼女らをフィールドで輝かせることができるかを周りのプロフェッショナル達とうまく調整していく役割だと思います。
【編集後記】 武部さん、お忙しい中質問に答えてくださりありがとうございました!現在所謂アスレティックトレーナーの「現場」からは離れている武部さんですが、ATCとしての能力を十分に発揮しながら、経営者としてそれを社会に役立てておられる姿を見ると関心しますし、アスレティックトレーナーの未来を感じました。今後もその視点を生かしてJATOの活動にご協力いただけたらとても心強いです。次回は武部さんの後輩にあたる方にご登場頂きます!
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