英検1級合格者がどのような勉強をして合格したのか？高校生までに英語力を付ければ何倍も将来の進路に効果を生むことを伝えたい。

現在、私が数学を中心に勉強を教えている生徒の中で英検1級レベル以上の生徒が5名います。（英検1級、トーフル110点以上、アイエルツ8.0以上）ただ、一人は英語がネイティブで日本語はほぼ出来ないので、残りの4名の生徒がどのように英検1級以上の英語力を付けていったのかを書きたいと思います。

本人をインタビューして聞いたのではなく、普段勉強を教えている中で何気なく聞いた話をまとめたものです。

この4名の英語の学び方は、これから小学生や中学生や高校生が英検1級を目指すうえで参考になると思います。

では、行きます！

最初は、ディズニー一本で英検1級、TOEFL110点を超えた生徒

夏休みの中学留学と高校留学だけで英語力を伸ばしたこの生徒はディズニー一本で英語力を伸ばしました。

中学生の時に、家庭教師を始めたのですが、英語力を伸ばすために、REDDITを薦めました。REDDITは、世界中のいろいろな人たちが好きなことを自由に語り合う掲示板です。

https://www.reddit.com/

学校の授業や英語の塾などで頑張ったのですが、なかなか成果が出なくて、彼女の性格を理解して、好きなことで楽しく伸ばしたらどうか？とアドバイスをしました。

最初は翻訳機を使ったりして、時間がかかりましたが、今までの日本語の情報とは違った英語の表現や日本語で表現したら同じような意味になる英単語の微妙なニュアンスの違いや字幕なしで英語だけのディズニー映画の楽しさにドはまりしてしまったようです。

これ以降、現在留学している生徒やこれから留学する生徒にも好きなことを英語で楽しむことの必要性や日本語を介しない英語で理解する必要性を伝えるようになりました。

5か国語を話せる語学習得の強さは小さな時から洋楽を聴きこんだ成果なのか？

本人は努力していると言い張っているが、彼女だけは語学取得の才能が際立つ生徒。どんな言語でも理解できる才能です。

時々、

本当に、エミリー（仮名）は、すごいよ。天才だよ。

と、伝えるのですが、本人はからかっているようにしか感じ取っていないようです。本人がそれを才能だといまだに気づいていないので、その能力を理解して、自分のストロングポイントにさせるように気づくまで伝えていくのが私の役目です。

いろいろと小さい頃の話を聞いていてポイントになるのは、やはり両親が好きだった洋楽を小さいころから聴いており、聞く中で自然とカタカナに英語を直すのではなく、英語の発音で理解したために才能が開花。

英語の塾や英検テストなどで学んだことで、お堅い英語学習で英語力はあまり伸びなかったが、スイスに留学して才能が一気に開花。学校がフランス語の学校だったためにフランス語も取得、合わせて仲の良い留学生の影響で韓国語と中国語も取得。

英語力が伸びた生徒は、例外なく英語の環境を両親が自然と作っています。

学校の先生から授業中の居眠りが目立つと親に連絡されたが、私は英語力の急激な伸びを確信しました。

現在イギリスに留学している生徒ですが、その生徒のお母さんから、最近学校で居眠りが目立つと連絡があったと言われたようです。ちょっと心配したようですが、

私は

これは来たな！

と感じました。

聞くと、好きな飛行機などの動画や記事を読みまくっていたようです。

時間を忘れて、好きなことに没頭して、気づいたら朝になっていた。親から見れば心配の種は尽きなくても、寮という環境は英語力を伸ばすうえで最高の環境だと感じます。

ALEVEL further mathに向かって、数学力が上達していますが、それよりも数学の専門用語の英語理解の強さに本当に脱帽です。物理英語や化学英語の理解は、論理的な思考を伸ばす最高の教材です。

小学生で英検1級を取得できる生徒は英語理解に無駄がない

今まで、4名、小学生で英検1級を取得した生徒に数学を教えてきましたが、共通することが一つあります。

それは、

読書の習慣です

これは、小学生の場合は、どうしても、英検の問題やトーフルやアイエルツの問題は高校レベルの社会問題の理解は必須になります。ですので、普段から英語の文章表現に慣れることは本当に大切です。BBCやCNNで常に社会問題をチェックするのは小学生でなくても、中学生や高校生でも必須です。そのための読書の習慣と感じます。

数週間前に、初めて定期テスト（中間テスト）を受けて、今まで得意な国語の成績があまり良くなかった。と、お母さんが話していたのですが、私の視点では、それだけ、英語が日常生活に溶け込んでいるかを何気なく伝えられたようで、

単純に

凄いな。

と感じました。

簡単に私が感じた現在家庭教師をしている生徒の英語学習のポイントです。

ポイントとして理解してほしいことは

文法に固執しないこと。
速読力を付けること。
日本語で考えるのではなく、英語で理解すること。

この3つがポイントになり、英語は日常社会に深くかかわりながら覚えたり、自分が楽しみながら覚えることがとても大事だと感じます。

英語力が高いと多くのメリットがあることを理解してほしい。

英語力が高い生徒の最大のメリットは、例えば入試ポイントや大学入試の勉強で一番時間を割く可能性が強い数学を海外のテキストでも学べることです。特に日本の数学の問題は難しいというか、非常に偏った説明を理解しなければいけない傾向があります。

ですので、例えば微分や三角関数、ベクトルなどは英語のテキストで基礎理解をする方が効率は高まるような気がします。実際に海外のテキストで学ぶことで、数学の大学入試のスコアはアップしています。

実際に現在高校3年生のディズニー少女は、TOEFL110点を取っていますが、模試では常に数学の偏差値の方が高い成績を取っています。

特に女子生徒の場合は、理屈っぽい問題だらけの中学数学は男子には敵いませんが、それさえ乗り切れば高校数学で一気に追いつくことも、抜かすことも可能です。

目先の成績に一喜一憂するのではなく、しっかりと計画をもって最初の高いハードルである大学入試に照準を絞ることは本当に大切だと思います。