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海外の大学進学か?日本の大学か?海外の大学で学びたい女子学生が増え続ける理由。メリットとデメリット

英語力が高い生徒の海外志向の勢いが止まりそうもない。

特に数学などの理系科目が高い生徒にとっては、卒業後の海外就職や永住権の取得など理系生徒の需要は依然高く、高校生までに英語力を確実に付けながら、数学や理科に力を入れて準備しておくことは大切です。

大学でしっかりとした海外でも十分に通用する卒業資格を取得しておけば、海外就職だけでなく、理系資格を持っている人には圧倒的に有利な永住権取得もポイント上有利に働きます。

海外に留学している生徒の視点であれば、海外の学校では留学生でも英語が理解できるのは当たり前、学校の成績上位の生徒はほとんど理系学部希望で、数学の成績も高い、そうなれば留学期間中に数学や理科の学力を高くしておきたいと考えるのが自然で、それが数学を頑張るモチベーションになっているような感じがします。

世界経済フォーラムが毎年発表している、男女格差の現状を各国のデータをもとに評価した「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)では、日本は世界146か国中125位と異常に低い。


特に、政治、経済での女性進出は全く進んでおらず、女子学生が海外留学を希望する大きな理由の一つと感じます。

この順位は女性のその国での住みやすさや満足度のような指数ではなく、あくまでも、客観的に、データを基にそれぞれの国の女性の立場を順位付けしたもので、世界でも珍しい、残業は当たり前、家族よりも会社優先を当たり前としている日本では、このようなランキングは最下位クラスになるのは必然で、それを日本人が全く理解していないのも微笑ましい現状だと思います。

今日は、海外の大学に行くメリットとデメリットを日本の大学と比較して書いていきたいと思います。細かく、国別や学部別に書くのではなく、一般論として理解していただければと思います。

海外の大学で勉強するメリット

生徒目線では、英語圏の大学ではいろいろな国の生徒が集まって勉強しています。いろんな面でそれぞれの国の考え方に触れることが出来ますので生活の中で刺激が違いすぎます。この環境が快適で仕方がない。と感じる生徒は多いです。

海外での就職や永住権の取得に有利に働きます。特に理系学部の需要は高く、当然日本に比べて給料も高く、残業もなく、いい環境で働くことも将来できるわけです。

当然デメリットもあります。

授業料が日本に比べ、異常に高い。当然アルバイトなどやる時間もほとんどない場合もあるので、最低日本の私立大学の授業料の4倍以上はかかると考えて間違いはありません。

専門用語を英語で説明したり理解したりするのは思っている以上に難しい。

現在海外で留学している中学生や高校生は理科の授業で

共有結合は、各原子が電子を出し合って電子対を作り、その電子対を共有しできる結合で、化学結合には、共有結合他にイオン結合や金属結合、分子間力とありますが、共有結合が一番強い。

中学レベルの授業でもこのあたりの文章は英語でも言えなければ話にならないわけで、大学になればさらにレベルが高くなり、英語ができるとか、海外で育ったことと、数学や理科の学力は何の関連性もないわけです。

つまり、大学に入学して真面目に授業を受けていても卒業は保証されていないわけです。特に理系学部に関しては、卒業後に得るものは大きいですが、それだけのれべるの授業を受けなければならないわけです。

一方日本の大学のメリットは

英語力の高い理系学生は最強で、生徒と話しても、医学部の学生が沖縄のOIST(オイスト)のインターンの学部内選考に合格して、インターンとして世界中から集まった研究者と英語でいろいろな話が聞けた。とか、他の生徒は、海外の研究者が来た時に、英語での研究説明などをしたり、いろいろな海外の研究者と交流することができた。など話してくれました。

いわゆる、英語力が無双できるメリットを最大限に使える。ということです。

おまけに留学生との交流ではいなくてはならない貴重な存在となり、いろんな経験ができます。

そして、費用が異常に英語圏の大学に比べて安い。

デメリットとしては

特にないと思います。あこがれの海外の大学で勉強できないことがデメリットだということです。

日本の大学が修了したら、海外の大学院で学ぶという選択。

以前教えた生徒が、今年大学を卒業して、現在海外の大学院で学んでいます。

この生徒の場合は、以前海外の中学生からの留学でお世話した生徒で、結局留学はしなかったのですが、数学の家庭教師を中心に高校卒業するまで教えて、日本の大学に入学しました。建築学科です。英語力も十分だったので、大学院での留学に絞って夢を叶えたわけです。建築学科の生徒が海外で学びたくなるのは、もう必然ですよね。

数学を諦めるのは本当に簡単です。でも、諦めることによって多くの夢や選択肢を削ることになることも理解してほしい。

英語は、留学した生徒が有利だし、海外で育った生徒や親が外国人の場合は有利だし、平等ではないわけです。

しかし、数学に関しては、父親がアメリカ人とか、家が資金に余裕がある。とか、海外で育った。などは正直アドバンテージにもなりません。

社交性が求められる、営業の仕事などが得意な人なら問題ありませんが、数学を諦めることによって、迷走して、就職活動の頃になって焦ってからでは遅すぎるような気がします。

早い時期に計画をしっかりと立てることは本当に大切だと思います。

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