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英検1級合格は最低条件 ますますレベルが上がる国際教養学部の合格基準 どのように英語力を伸ばしていくか?

現在慶応大学に通っている生徒に聞いたら、今年のSFCの一般入試(英語、小論文)の受験者に親のどちらかが外国人であろう受験者が多く受験したようです。

また、5年前、10年前と比較しても明らかに在学している生徒の英語力が高くなり、英検1級合格者でも不合格になる生徒もいるわけです。TOEFL100点以上、アイエルツ7.5でも、数学など他の学力がないと帰国生入試では相手にされません。

現在、私が家庭教師をしている生徒は7名。今年4月から留学した生徒と、今年9月から留学する生徒を除き、5名は英検1級以上(TOEFL105点以上またはIELTS8.0以上)。ただ、教えているのは英語ではなく、メインは数学とエッセイで、私自身は英検3級も合格していないので、偉そうなことは言えませんが、日本の学校で教えるような英語の勉強はやめた方がいいような気がします。

現在の難関大学の英語の試験では、日本語と同じレベルの読解力と希望する学部で学ぶために必要な専門用語を日本語でも英語でも理解できる英語力が必要です。

しかし、英語の場合は単語を自分で理解しなければなりません。英単語を自分のものとして理解して、記憶するのは教えてどうにかなるわけではない場合がほとんどで、どうしたら効率よく英語力が付くかを教えることの方が私は大切だと感じます。

今日は、現在留学している生徒やこれから留学する生徒だけでなく、これから英語力を伸ばして、その英語力を活かして学力を伸ばしたい人に、現在私が教えている生徒に英語のアドバイスをしていることを伝えて、気に入ってくれれば利用してもらえれば嬉しいです。

自分が本当に大好きなことを英語で調べる

スタートはこれだけです。

まずは英語の掲示板や質問箱のようなサイトから始める。

今教えている高校3年生の生徒が中学生の時に始めたのが

Reddit
https://www.reddit.com/

でした。自分も好きなことがあると、redditだけでなく、いろいろな掲示板や質問箱のようなサイトでいろんな人の意見を見るのが好きだったので、その生徒にも勧めたわけです。

彼女は、ディズニーが好きで好きでたまらないので、The little mermaidやFrozenやRaya and the last dragonのサイトに行って、翻訳の助けなどを借りて、数時間入り浸っていたようです。

他の生徒は、ゼルダの伝説が好きな生徒もかなりはまってしまったようです。

最近の生徒では、鳥(特にカラス)が好きな生徒がいて、サイトを教えました。私も鳥に関する動画などを見たり、ウェブサイトなどで調べて最近は楽しんでいます。

そうしたら、ある鳥に興味を持ちました。

Hummingbird (バミングバード)はちどりと日本では言うようです。

1秒間で50回以上はばたくそうです。

想像できますか?電動モーターじゃないんですよ。生物ですよ。

で、ハミングバードのサイトにこのような説明がありました。

Hummingbirds fly by day when nectar sources such as flowers are more abundant. Flying low allows the birds to see, and stop at, food supplies along the way. They are also experts at using tail winds to help reach their destination faster and by consuming less energy and body fat.

この文章は、難しい単語もないので、中学生でもわからない単語はないレベルのような気がします。ただ中学生では訳すのは難しいかもしれません。このレベルの英文は、文法がどうのこうの言って訳しているのではなく、大学受験時には、5秒程度で訳してもらわなければならないレベルなわけです。

なので、これから留学をする生徒などには、生徒の英語のレベルに合わせて、このような英文を送って、瞬時に訳すトレーニングをするわけです。文法を経由するようだと、読む速度が遅くなり、固定されたような表現でないと訳せなくなってしまいます。

日本の大学入試の英語の問題は、長文読解などの問題も、日本の文法で学んだ生徒の英語力を基準に出題しているので、日本語と同じレベルで英語が読める生徒であれば、制限時間の半分程度で解けてしまうわけです。

英語力が付いたら絶対に読書

今、私が教えている生徒のほとんどは読書の習慣があります。これは、日本の現代文の勉強と基本的に同じです。また、小説だけ、または、社会問題だけ、専門書だけ、というような偏った読み方ではなく、学生の時はTOEFLやSATなどの対策もあるので苦手な分野もしっかりと対応できるようにした方がいいと思います。

また、海外にこれから留学する生徒は、その国の作家や学校で使われるテキストを事前に入手できればして、読んでおくことも大切です。

現在留学している生徒は、Of mice and menという本を学校で勉強していて興味を持ったと言っていました。

他の生徒は、Carrie TiffanyのMateship with birdsや定番のHenry Lawsonとオーストラリア色丸出しの本を読んでいるようです。

いろいろな生徒と話して思うのですが、読書を徹底的にしている生徒でないとTOEFLやIELTSで高得点は取れないような気がします。

今日は、なんかだらだらと書いてしまったのですが、現代は、英語にいろいろな角度から接することができる環境があって、堅苦しく学ぶ必要はないと思います。好きなことで学んで、その英語力を他の教科の学習にも役立てる。

このような流れが時代の主流になる日は遠くないような気がします。

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