Q79. 推定されたRの値や、その値に基づいた将来予測には不確かさがありますが、マスコミを通して一般の目に触れる値は最尤推定値のみであるように思います。一般向けの発信でも、信頼区間などを用いて不確かさの範囲を明示することはできないでしょうか。 モデルの確率的情報について定量的な情報が不足している、または不確かさを定量化して議論できるという発想自体が適切に伝わっていないことによって、時々「モデルは不確かだから信頼できない」という議論が見られてしまうように思います。
<Rt緊急勉強会に寄せられた質問に対する回答> 18th May 2020
質問: 推定されたRの値や、その値に基づいた将来予測には不確かさがありますが、マスコミを通して一般の目に触れる値は最尤推定値のみであるように思います。一般向けの発信でも、信頼区間などを用いて不確かさの範囲を明示することはできないでしょうか。
モデルの確率的情報について定量的な情報が不足している、または不確かさを定量化して議論できるという発想自体が適切に伝わっていないことによって、時々「モデルは不確かだから信頼できない」という議論が見られてしまうように思います。
西浦博教授からの回答:
ご指摘ありがとうございます。専門家会議でもできるだけ信頼区間を記載するようなコミュニケーションが最近やっと進んできました。一般向けでも不確実性について語ることは大変重要ですね。1つひとつの努力をすることでモデル全般への不信につながらない努力をしたいと思います。
現在、ボランティアでやっております。継続のためには人手が必要ですので、ぜひ資金サポートをお願いいたしますm(_ _)m