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ドラゴンクエストの世界観の繋がり

『ドラゴンクエストの各作品は、すべて世界観が繋がっているのか?』


そんな疑問をつぶやいた人がいた。


大まかに言えば、当たっているし、外れてもいる。
正直、プレイしているユーザーの中にもその辺が曖昧になっている人は結構いると思う。

今回はそんな人たちの為に、ソフトなスケジュールの合間を縫って、【ドラクエ歴史年表】というものを作成してみた。
不勉強だという方は是非これを見て学習してもらいたい。

※ただし正史ではなく、諸説ある箇所もございます。



【ドラクエ世界の時系列】


太古の昔 精霊『ルビス』、世界を創造する

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精霊ルビス、世界創造後は地下世界『アレフガルド』を創造し始める

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大魔王『ゾーマ』、アレフガルドに侵攻
アレフガルド創造中だった精霊ルビスを封印する

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ゾーマ、上の世界に手下のバラモスを送り込み魔王として君臨させ、征服しようとする

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上の世界に存在する国家『アリアハン』出身の勇者、バラモスを倒す

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勇者、バラモスが通ってきた穴(通称:ギアガの大穴)から地下世界アレフガルドへ行き、ゾーマを倒す(DQ3の本編)

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ゾーマを倒した事により穴が塞がり、上の世界と地下世界が完全に分断
勇者、上の世界へ戻る事が出来なくなり、地下世界で一生を終える事となる(が、何らかの方法を使い帰還しているという話も)

(下の世界)

精霊ルビス復活、アレフガルドを完成、新大陸も創造

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ゾーマの死から約100年後 竜族最強モンスターである『竜王』、世界征服に乗り出す

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竜王、ラダトーム国・ラルス王の姫をさらい監禁

DQ3勇者の血を引く勇者、姫を助け出し竜王を倒す(DQ1の本編)

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勇者、姫と結婚。共に新たな国家を世界各地に建国
その国々は勇者の子孫達が代々治めて行く
デルコンダルはドラクエ3に出てきたカンダタが興した国だと言われている

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竜王討伐から数百年後 悪の神官ハーゴン、世界征服に乗り出す

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DQ1勇者の子孫達、力を合わせハーゴン、さらに彼が召喚した破壊の神シドーを倒す(DQ2の本編)

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そして平和が訪れましたとさ!


3→1→2

この流れを俗にロト3部作と呼ぶ!!


(上の世界)

DQ3勇者がゾーマを滅ぼし、世界に平和が訪れる

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数百年後
魔界より現われた大魔王デスタムーア、世界征服の野望を果たすため各地を襲撃
人々を上手く支配する目的で、現実世界の人々の夢を具現化した『夢の世界』を創造
世界征服の妨げとなる4つの重要施設を封印し、それぞれ部下の4魔王に守らせる

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レイドックの王子とその仲間、デスタムーアを倒す(DQ6の本編)

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『夢の世界』が消える。
重要施設の一つである『ゼニスの城』は浮遊城となり独立した存在となる(通称:天空城)。
主人公の仲間が育てていた希望の卵が孵化し『マスタードラゴン』が誕生、天空城に居着くことに

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天空人である『ミルドラース』、自分が神になり代わるという歪んだ邪心により魔物となる
魔界の奥深くに封じ込められ、その後長きに渡り力を蓄え続ける

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闇の帝王『エスターク』、地上の侵略を始める
天空人との世界を揺るがす戦いの末、最後はマスタードラゴンがエスタークを封印する

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DQ6の話から約15000~20000年後 魔族の王子である『ピサロ』、エスタークの復活を目論む
同じ頃、DQ6主人公の子孫、天空人である女性との間に子供をもうける。後の勇者

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エスターク復活も勇者達により再び封印
その後、マスタードラゴンの協力でピサロのいる魔界へ
進化の秘法によって、ピサロは最強の怪物となるが勇者に倒される(DQ4の本編)

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エスターク、ピサロと魔界を統率する者達が不在となり、兼ねてから勢力を伸ばしていたミルドラース一派が台頭
『光の教団』という宗教団体を手下に作らせて現実世界で暗躍させ、自身は魔界でさらに力を蓄え続ける・・・

勇者の子孫であった天空人の女性(ビアンカ、フローラ、デボラ)とDQ5主人公の間に勇者の子供が誕生。
光の教団を壊滅させ、魔界にいるミルドラースを倒す(DQ5本編)


6→4→5

この流れを俗に天空シリーズ3部作と呼ぶ!!


【補足】

ドラクエ8には、神鳥レティスというキャラが『かつて別の世界ではラーミアと呼ばれていた』との言葉を放つ。
ドラクエ3の後の話が8であるようにも捉えられるが、それぞれの世界が別次元に存在していたという解釈も出来る。
どちらにせよ、3と8の世界は繋がりがある事を伺わせる貴重なセリフであった。


また、6には天馬の塔、4と5には天空への塔というダンジョンがあるのだが、これは全て同一上の建物であるという説もある。
確かに地図上では、どれもほぼ同じ場所に位置している事から信憑性は高そうだが、確実なソースはない。
強いて言うなら、4と5は名称と訪れる目的が一緒(天空城を目指す)なのでここは同じと見て間違いはないだろう。


気になるのは、『グラコス』の存在。
ドラクエ6で登場した魔王の部下のモンスターであり、勇者に倒されるのだが、次作の7でも何事も無かったかの様に再登場する。

リアルに考えた場合、7では彼の子孫である『グラコス5世』が登場した。これは、まだ彼の血筋が途絶えていないという証拠。
そして6では彼の子孫は出てこない。
よって、時系列は6→7と考えがちであるが、7→6の方が可能性はあるかなと予測する。

まぁ、何故下の世界にしかいないキメラが上の世界にも出てくるようになったんだとかの疑問もあるが、それを言うなら何故、最初から上の世界にはキメラのつばさがあるんだ?という根本的な矛盾も出てくる。
ただ、倒したモンスターが落とす場合があり(マタンゴ、じんめんちょう等)、そのモンスター達は結局下の世界からやって来ているため、所持していても何ら不思議はないので、道具屋の主人などはそいつらを狩って入手していた可能性もある。


ドラゴンクエストは、こういった仮説をファン同士で語り合えるのも、また魅力の一つでもあると言える。

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