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消えたイスラエル人

どーも!僕です!

今現在僕はミャンマーにいます!こっちはタイ、ラオスよりも30度くらいの気温なので非常に過ごしやすいです!最高!

前回、タイのパタヤでレディーボーイとヤっちゃった話を書きましたが今回は次に訪れたラオスでの話です。

皆さん、ラオスと言えば何を思い浮かべますか?


そうです!川下りですね!

ラオスはヴァンヴィエンという山の中の町で有名な川下りがあるんですね!

なんでも70年代にヨーロッパのヒッピーが見つけ、徐々に世界中に知れ渡り現在では世界各国からこの小さな町に集まって毎日大騒ぎです!

自然豊かで人も優しいので、本当にオススメの町、ヴァンヴィエン。

ヴァンヴィエンを流れる小さな川があるのですが、そこをデッカイ浮き輪にまたがって下って行くんです!

もちろん、ただ下るだけで世界からは集まりません。

そう!川下りの途中で何個かバーが点在していて、そこでビールだのウィスキーだのなんでも飲めるんです!
もちろん、飲みながら下ってもオッケー!

川の流れは意外とゆっくりなんですが、そこは自然の力。
友達と一緒に下っても、途中ではぐれることもしばしば。
自然と隣りにブロンドの美人のお姉さんが来たりなんかして、仲良くなれます。

僕はと言うと持ち前の運を発揮して、誰より遅くなんと最後尾に。

すると、近くに同じく集団からはぐれてしまったイスラエルから来たという可愛い女の子二人と合流しました。

まだ20歳になったばかりだと彼女たちはお酒をすこぶる飲んだようで、既にベロンベロン。

こっちもこっちでベロンベロンだったので、川下りしながら
「かんぱーい!!」
とか言って盛り上がってました。

金髪で真っ白な肌の女の子、エデン

黒髪で少し日に焼けた肌の女の子、オフェリ

この子たちが今回の主役。

エデンの方が特にベロンベロンで、目がもう据わってます。

一緒にどこを旅してきたか、とかお互いの国の話なんかをしながら下ってるとエデンの顔が怪しくなってきました。

もう、吐く寸前。

でも、川だから大丈夫やろ!どこでも吐けるもんねー!

なんて下らないギャグをかましたら、本当にエデンが

「ぅぅうぉえぇぉーーーー!!!!!」

と凄い勢いでスプラッシュ!!

心配そうに見守るオフェリ。

僕も、彼女たちの浮き輪を掴みながら見守ります。

すると、突然エデンがゲロを吐きながら川底に消えて行ってしまったのです!

川と言っても、足がつかない深さ。

「ぇぇエデーーーーン!!!」

僕らアジア人には到底マネ出来ない、綺麗な発音とハリウッドスター並みの表情でオフェリが叫びます。

不覚にも僕は映画、JAWSのワンシーンを生で見てるみたいだ!と思っちゃいました。

「オーマイガー!ぅおむぅあいぐぅあー!!」

叫び続けるオフェリ。

さすがの僕もこりゃヤバいと思いました。

ツアーに参加する前にちょっと調べたら毎年何人かは酔っ払って溺れて亡くなってるニュースを見てました。

自分の浮き輪を投げ捨てて、エデンを探します。

「ぅエデーーーーン!!!」

叫び続けるオフェリ。

すると、なんとかエデンが顔を出したので腕を掴んで川岸まで運びました。

火事場の馬鹿なんとかとはよく言ったもので、僕は本当は泳げないんですけど、なんでかこの時は泳げました。

息を整えて、落ち着いたエデン。

「ジーザス」を繰り返すオフェリ。

二人をラオス人が運転する船に乗せて事なきを得たという話です。


皆さん、ラオスの川下りに参加する際は飲み過ぎないようにね!!

余談ですが、ラオスの川は牛がいっぱいいます。
彼らは川岸でウン○を沢山するので、肥料になるのでしょう。

そう。僕はエデンを助けた時に分かったのです。

普通の泥とは全く違う柔らかさの泥。
底無し沼かな?という位柔らかくて、ちょっと踏むと膝まで沈んで足が抜けなくなります。

膝までウン○まみれになって、最後尾でしかも救助した関係でその後、集団に追いつけなかったのはここだけの秘密。

ただ、川下りに参加しただけで必ず何かが起こるこの人生。

次、生まれる時は普通の人に生まれたい。

最終的に最高に楽しかったので良かったけどね!

ではまた!!