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撮りたくて撮りたくて

エッセイを書いたり、ポストカードを作ったりするために、一年前の写真を改めて見直す作業をしてきた。まだまだ眠らせてる写真ばかりで、1年前の自分と今の自分の視点や好む感覚が変化したのか、なぜ写真展ではこの写真を選んだんだろうとか、なぜ皆はこれを良いと思ったんだろうとかかなり深く深く再考している感じだ。数年前の写真を展示に使ったってテーマに沿っていれば良いわけだから、何がダメということはないし、その時その時最良最善の選択をすればいい。だとしても、最近「やっぱり【わかりやすさ】が大事なのか?」と姉と一つの仮説を立てたので、インスタグラムなどでアップした写真の反応を見てみるようにしている。わかりやすい写真にはいいねが増える。

しかしながらわかりやすいとは?

前置きがだいぶ長くなってしまった。
1年前の写真ばかり見ていたら、急に新しい写真が撮りたくてたまらなくなった。毎日、職場と家の往復に、道中は畑や田んぼ。今はそんな気分じゃない。でも何かを撮りたくて、無性に撮りたくて。うずうずしながら過ごしていると、今日の帰り道の夕空はとても不思議な空だった。色と光の境目がはっきりとわかったし、夕日に照らされる雲が巨大だったり、どこもかしこも神秘的で魅力的だった。夏場の夕方は防犯上海には行かないようにしているけど、今日ばかりは我慢できなかった。駆け足で海へ行き、撮りたいだけ撮ってきた。

しいたけ先生によれば、今変わりたくて仕方がない時期に突入してるらしい。すごく当たってる。早く新しい環境に飛び込みたい。自分を試したいしもう一度奮い立たせて社会の役に立ちたい。対価を得て、また旅に出たい。

そんな気持ちを写すように、写真が静かに背中を押してくれそうだ。

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