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息子のこと③〜流れた

息子よ、どうするのさ

って話の続き

ずっとやきもきしていた私。

息子の彼女はどうすればいいのか分からないまま今年に入って産婦人科を2回ほど受診したらしいんだけど2回とも心拍が確認できないからまた次の週も診察に来るように言われていたらしい。

息子は付き添いで行ったけど診察室には一緒に入れなかったから彼女から

「排卵の時期と週数の関係でたまに起こるみたい」

とかなんとかお医者さんから說明があったと言われたと。

「母さんも心拍ないことあった?」

と息子から聞かれ

「ないよ」

と答えたけど

心拍ないってことは生きてないってこと?

それともまだ発育が遅いから確認できないだけなの?

私は不妊治療してるとき何回も失敗したことあるけど、流産の経験はないからどうにもわからなくて。

産みたいのか産みたくないのか、というより産めるのか?、育てられるのか?いろいろな不安でどうしていいか押しつぶされそうになっていたのではないかと想像はしていたけれど、「彼女はどうしたいの?」と息子に聞いたところでどうにもならなくて。

ふたりで話し合った時は
「今じゃないよね」

彼女は泣きながら自分を納得させようとしていたって。

そんなこんなの日々を送っていたら日曜日に彼女が出血したと連絡あっって、いつも受診している産婦人科に連絡して診察を受けたようです。

結果的に流れてしまったみたいです。

やつぱり

心拍がないってそういうことなんだね。

まるで彼女のおなかにやってきた子が悩んでいるふたりの感情を感じ取ってこの状況からもう1度出直して来ようって決めてまたお空に戻ってくれたのかなと私は勝手に解釈しました。

私にとっては初孫となる子だったかもしれないと思うと切なくなりました。エコーの写真を見せてもらった時、出産予定日が私と同じ誕生月の9月でしかも干支も同じ兎年だからちょうど60年違い。

だからね、いつかきっとまた会えると信じています。その時はもう干支違うけどね。

流産て、本当に出血とともに流れてしまうんですね。そのあと手術とかもないんですね。

私はこの歳になって初めて学ばせていただきました。

息子も今回のことでたくさん学んだと思います。早速コン○ーム買ったみたいです。

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