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渡航振り返り④ インド編

こんばんは、今日もお疲れさまです。Li huaです*

さて。今日は大学生活のうち、一番最後に渡航した”インド”の話をしますね。

少しおひまな方、さら~っとみてやってください。

渡航目的

大学の海外調査実習という必修科目で行きました!2年~4年次のうち、いつどこに行くかは自分で決めることができ、私はインドにいきました!(実はこの実習に行きたくて専攻の学部変更をしたんだったワタシ...。)

南アジアの渡航経験が無かったし、インドって女一人で行くには難しいかなぁと思っていた国だったのでこりゃ貴重な機会だ!と思い決断!

しかも、例年実習は通常10人くらいで行くのに今回募集をかけたら私を含めて4人だけでした。ヨーロッパに比べたら人気が無いのかもしれないですね。私は心の内でラッキー!!と思いました。笑

勉強内容について、私は大学1~2年で人権問題の勉強をしていたのでずっと興味のあったヒンドゥー教のカースト制について研究しにいきました。

また今回参加人数が少なかったので各々で研究テーマを定められたんです。他の3人は、デリーのメトロについて・児童労働について・インドの交通事情についてでした。その代わり現地での行動はずっと一緒なので、自分の調査テーマではないところも一緒に訪問してお話をきけました◎


渡航までのハナシ

授業として行くので、事前学習はそれなーーーりな感じでやっていました。笑  カースト研究の論文を読んだり現地でお話をする教授探し・アポ取りなどなど!

現実的に、一番大変だったのは”査証(ビザ)”の手続きでしたね。

今までの東南アジア3か国等違って”全てネットで完結!”ではなかったので、自分で資料を揃え大使館に2回行って取る形でした。まあ...今までの国が簡単だったのかもしれませんね。書類が英語で書いてあったので項目の意図が分かりにくかったです...。また、資料の記入漏れ・ミスがあると大使館で即帰される例もあるとか聞いてたので、泊まるホテルや航空券のコピー等「私はこの期間インドに行くんだ!」ってあらゆるものを持っていきました。w


インドの文化(食)

インドと言えばカレーですよね。まあ、さすがに他にも色々料理あるっしょ!と思いますよね...?

ですが、、、想像以上に、カレーばかりでした。笑笑笑 カレーと言ってもマトンやチキンが入ってたり、赤だったり緑だったり、固形だったり液体だったり、、もう種類豊富でした。笑 確かに味はおいしかったですが、たった11日間でも飽きちゃいました。(-_-;)

また、私は比較的おなか強い方だと思ってたんですけど、連日食べたことのない香辛料ばかりを胃に入れていたもんで、途中でひどい腹痛に見舞われましたね。汗(正露丸は無能でした...笑)

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インドの文化(暮らし)

私はデリー・ムンバイ・プネの比較的開発が進んでいる3都市に行ったのですが、想像以上に便利でした!!都市部は日本など他国からの開発援助でインフラが整っていて、特に電車が印象的でしたし快適でした。

実はインド....今めちゃくちゃ成長してる国でして、もうじき人口が中国の人口を越すと言われています。また、日系企業も多数進出していて要注目カントリーなんです。なのでデリーでは高層ビルも多くインド式サラリーマンもよく見かけて”もう大都市やん、、、”って唖然としましたね。

それなのに!!!街には動物が共存していました。ww特に車道沿いや道端に草やごみをむしゃむしゃ食べてる牛が沢山いてビックリ...。サルも多かったです。※実際の写真です。野生です。笑

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貧困格差

よくインドで聞く「カースト制(伝統的な身分制度)」って本当に存在するの?って思っていました。

実際に足を踏み入れてみましたが、私の目ではあんまり分かりませんでした。日本でも道端を見ればスーツを着たサラリーマンがいたり、ラフな格好のおじさんとか、子連れの親子、道端にホームレスの方がいたり、逆にブランドものばかり付けてる人などなど見かけますよね。この光景って日本で言うと”当たり前”になってますよね。

そこで現地の教授にお話をききました。すると、「確かにカーストってのは可視化しにくいよ」と。よくみんなが想像するのは、現在の農村部でのカースト差別でカーストにより職業(農業・酒づくり・靴磨き等)が決まってるから分かりやすいのさ。って言ってました。あと、「じつは皆ミドルネームがカーストに馴染んだ名前なんだよ。だから履歴書などには皆なるべく書かないんだ」だって。新情報ゲット。

逆に都市部ではどうか。憲法でカーストによる差別は禁止されたしだいぶ改善されたみたいだけど、実際根強く残っているそう。経済的な面では代々そのカーストを受け継ぐわけだから、貧しい人はずっと貧しいままで住居など限られる。またお金の余裕は教育面にも関わってくるので、職業選択も代わってくるみたい。

こころの声((ん、、待てよ。。それって確かにいけない差別だけど、、やっぱり、ちょぴーーっと日本も似てない?????))

そうです、私は思いました。確かに築いてきた文化も宗教も歴史も全然違うけれど、日本はその「階級」に名前がないだけであって、ある種可視化できないもっと深刻な格差があるよなぁと。最近では子どもの貧困問題が注目されたり、一人暮らし高齢者の取得率の高い生活保護の受給数もなかなか減りませんよね。 なんだか「カースト」という名前から勝手に”特異・特殊”な制度とばかり思っていた私が恥ずかしく思いましたね。

(実はこのインドの気づきがきっかけで、我、公務員を目指しました。)

知らなかった世界を知れた

少し実習にもどります!!!(脱線しすぎた)

大学という名を使ったことで?、1人だったら絶対に行けない場所に沢山行けました。某市役所のムンバイ支局、JICAのインド事務所、日系企業代表として有名な某総合商社などなどにお邪魔して現地のお偉いさんから多くのお話を聴きました!!

ぶっちゃけ、市役所と総合商社は行ってみないとどんな話をするのか分からなかったですし、自分の興味範囲ではなかったのでそこまで期待していませんでした。

しかし某市役所のムンバイオフィスは、普段区役所などで事務することが多い普通の”地方自治体”がインドへ展開して、滞在員1人で市のPRに勉めているという現実を目の当たりにして、めちゃくちゃ刺激を受けました!自治体の可能性を魅させられましたね。

また、ぶっちゃけ”総合商社ってナニ??”って思っていた私でしたが..双日さんにお邪魔した時には代表や社員の事業に対するえげつないエネルギーを肌で感じました。総合商社として現地の企業とタッグを組み、鉄道事業などの予算も規模もビッグな計画をたて、それを現実に叶えていく。その先頭に立つ人って言うのは、これだけの熱が必要なんだと感じました。

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学んだ・感じたこと

ちょっと無理やりまとめます!!(睡魔)今回インド実習で学んだ2つのことは、、

①インドのカースト制の現状≒日本社会の現状

②現地で夢をもってがむしゃらに頑張る日本人カッコいい!!笑

です。(語彙力の欠如)

今回は今まで東南アジアで経験した社会関係や自分の挑戦系ではなく、割とアカデミックな経験と気づきでした。

また②にある通り、私がベトナムでインターンした時とは全く違う”海外で働く”日本人とお話しできたことはとても印象に残っていますし、想像以上にハードだと知りました。

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今回インドで受けた刺激は大きかったですね。これがパンデミック前最後の渡航となりました。

東南アジアと南アジア、一つ区分が違うだけでここまで文化が違うのかと驚きました。またインドという国自身も成長が目まぐるしく、私たちがテレビや教科書で見たことのない立派な姿に将来大国としての存在感を肌に感じました。


拙い文章をここまで読んでくださった方、いつもありがとうございます。😢

もう時間が遅いので寝ますね。

明日は水曜日。梅雨入りが宣言されましたが大雨には気を付けつつ、雨という天の恵みを感じ、野菜の豊作を祈りましょう。

それではまた。

Li hua

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