背景を考えれば考えるほど

先日のnoteにも書いたが、父方祖母が亡くなり、ここ数日は通夜葬式等が行われた。
(そしてわたしは妊娠中のため、参加はすべて免除。)

一通り終えたようで母から電話があったのだが、数日のことの報告のような愚痴のような。

父の弟2人とその配偶者等のことがメイン。
ネタか？みたいな話もちょこちょこあり(悪い意味で)、
こうやって愚痴を聞かされるからわたしも向こうの親戚は好きじゃないし、でもこういう人達なら愚痴りたくなるのもまあわかる。
そして、元々あまり家庭環境がよくなかった母の性格がより拗れたのも、そんな強者なメンツのせいだったりもするのでは、というのが感想だった。
そもそも母は父とも基本上手くいかない人生だったし、まあ、あの祖母にしてこの兄弟、というところか。

何百回も思うし、ここでも書いているが、「親戚だから」うまくいく、仲良くできるなんてそんなことは絶対にないのだと、また改めて思い直した次第。

今回のことで正直ホッとした、と母は言っていた。

元々なかなかの変わり者だった祖母。
母ももちろん祖母のことは全然好きではなかったし、そんな母から散々(悪い方の)エピソードを聞かされて育ったのもあり、また祖母自身、孫にあまり興味もなさそうだったし、それが悲しいとかも思ったことは無かった。
(今はいろいろ思うところもあるが、小さい頃は母方祖父母がとてもかわいがってくれており、そっちがいるから別に、みたいな感覚。)

これからも父親の兄弟たちと親戚であることに変わりは無いが、その大元？の祖母がいなくなったので、集まることももっと減るだろう、と。
そもそも、父の兄弟は遠方に住んでいるため、何年も集まることもなかったのだけれど。

何年間も寝たきりになったりせず、割と最近まで元気に一人で暮らし、天寿をまっとうされたのはよかった、とも母は言った。
この半年くらい父が頻繁に通っていたが、母はほぼ行くこともなかったので(自身の父親の世話もあるし)
まあそんなに手がかからなかった方だよなとは思う。

とりあえず、正直わたしからしても、正直あんな義母(そして義弟)とかだったら嫌だ。笑
夫との関係もさることながら、義実家があの面々となると、わたしなら結婚生活を継続していたか…
母は「若くして結婚したわけでもなかったし、子どもも欲しかったから」と言う。
たしかに、女性にとって出産年齢は死活問題だから、その理屈はわからなくもない。

そもそももっと若いうちから結婚しようとして紹介した相手は親(母の母)に反対されたりして、それもまた前途多難である。
祖父母も今で言う毒親に近いと思う。

母が当時としては晩婚に近くなっており、祖母の姉が、そろそろ手を打たないと嫁に行けないよ、などというレベルだったそうだ。
そして、祖母も、まあありじゃないかと認めた(？)のが今の父。(ちなみにお見合いとのこと。)
みんな揃いも揃って見る目なかったのか……

なので母にも同情する部分はあるのだけど。

でも、そんな背景があって生まれたわたしと妹、実家と親戚を嫌いになるくらいいいよね？
そもそも嫌いな相手とのこどもなんてほしくない。

結果、わたしは実家がそんな感じだった割には、ありがたいことに、人生において学校などでの出会いには恵まれたので、生まれて来なければよかった、みたいに思ったことはあまりない。
けれど、とりあえず家族親戚に対するドライさに関しては目をつぶってくれと想う。
嫌いになって当然じゃないか。

ほんとになかなかのメンツを引き当てたね、と思ってしまう。
これからわたしはさらに親戚とは距離を置こうと思った。

未だに義実家のなんとも言えぬ居心地の良さとのギャップに混乱することがある。
まあ義実家だってそれなりにいろいろあるのかもしれないけど、でもやっぱり、あんまり違和感がない。
9月以来泊まりで行けていないし、年末年始も今回は泊まる予定にはしていない。
私が妊娠中なのもあり、夫が1人で日帰りかも、くらいである。
そろそろ義実家のあたたかさ(と、美味しいご飯笑)が恋しい。

本当に、義実家がなければ、家族親戚というものをただ嫌いになっていたかもしれない。
自分の実家の方はもう別に好きになる気はないが、義実家のあたたかさをどこかで還元できていけたらいいな。