面談って僕も行かなきゃダメなの?
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野球部の見学に行った次男でしたが、その後は野球部の練習予定表をもらったものの実際に行くことはありませんでした。部活があるときと母の私が付き添える時間帯が合わなかったという背景もあり、彼の気持ちが温かい内に背中を押すことができませんでした。
部活見学から2週間経過した頃が12月の初旬。冬の三者面談の時期でした。中学校に入学してからの三者面談に次男は出席できず、先生と私の二者面談だったのですが、今回も懲りずに1週間前から予定を伝えて、「○○日は面談なんだけど一緒に行きませんか?」と声をかけました。『うーん…』という反応の次男でしたが、深追いはせずに予定だけ共有するスタンスでさらっと終了。
さて、面談当日。実は、この日に小学生の三男の面談もあり、学校側の計らいで事前に面談の時間帯をくっつけてくださることを提案していただいたのです。しかし、次男が行けるかもしれないという可能性にかけて、次男の面談は一番最後にしてもらいたいという要望を伝えていました。三男の面談後、一回帰宅して次男を連れて再び向かえるようなスケジュールを組みました。次男には一通り私のスケジュールは伝えたものの、そのようなスケジュールを組んだ理由までは敢えて話しませんでした。
三男の面談を終えて、一度帰宅した私に次男が聞いてきました。
『面談って行かなきゃいけないの?面談って何するの?』
そこで、中学入学後の面談は全て三者面談だったこと、進路に向けた話や学校生活のこと、相談したいことなどを話す時間であることを伝えました。これまでは面談の詳細を説明する余地もなく拒否していたので、今回ようやくしっかりと伝えることができ、『そうだったんだ…』という次男の反応を垣間見れただけでも進歩だと思いました。
次は『ママはそのために一回帰ってきたの?僕がいかなかったらママはどうするの?』と次男からの質問。「行けるなら一緒に行くし、無理なら1人で行くよ」と答えて、「一緒なら車を出してもいいかな。1人なら歩いていく!」と何気なく添えました。『え、また歩いていこうとしているの?』と驚く次男が何やら考え込んでいます。
ちょっと情報を渡すことにしました。
・教室ではなく、人通りが少ない教育相談室で面談をしてくださる
・既に部活も終わっていて、同級生の誰かと会うことはない
・前の人の面談と我が家の面談の間に15分ほど余白を入れてくださっている
・みんなは進路の話をする時期だけど、我々は近況を話す程度だと思う
ということを伝えたら『行ってみようかな』と決めてくれました。ちょうど情報を渡したときに、徒歩で行く場合は出発しなければならなかっい時間になり、「じゃ、行ってくるわー」とさらっと言ったのが動き出すきっかけになったようです。
あまり期待せずに淡々と情報だけ伝えておくとお互い冷静になれるのかもしれないし、ひっそりと望んでいた結果になった時の喜びが倍増することを感じた瞬間でした。
思いがけず2人で面談に臨むことになったのですが、学校に到着してからのことは次回綴ります。