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【看護師から企業転職】徹底比較!業務面の特長(前半)

前回大好評をいただいた看護師と一般企業の「環境面」の特長。
今回は「業務面(前半)」を詳しく比較。企業転職を検討中・活動中の方は必見です!

※会社員は業種や職種により多種多様な働き方があります。あくまで私自身の経験を元に作成しました。

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業務面の一覧表

項目別の解説(前半)

①残業

◆看護師◆
・緊急入院や急変等の「予想外の出来事」で残業になる場合が多く、業務の特長上、自分自身で残業量を調整できないです。必死に走り回ってケアが終了後、ようやくパソコンで看護記録を入力します。

◆会社員◆
・2パターンあります。
❶計画的な残業
「今日はここまでやろう」「◯時まで頑張ろう」業務の進み具合や自分自身の予定等を踏まえて、残業時間・量やタイミングを自分の意思で検討できます。
※企業や職種により、予め一定時間の残業代が給与金額に含まれている場合もあります。(みなし残業代や固定残業代等と言います)
❷トラブル対応
大至急等のトラブルが発生した場合は、急遽残業が発生します。この場合、自分の意思ではコントロールできません。状況次第ですが、中には深夜(日付が変わる)までかかる場合もあります。頻度は、1年間の中で数回程度の印象です。

②タスク(やるべき具体的な業務)

◆看護師◆
・担当している患者(日勤:約5名、夜勤帯:約15名等)全員分の処置やケアが予め細かく決まっています。「食前に採血」など決められたタイミングで行う業務も多いため、タイミングと所要時間をイメージしながら、その日のやるべき業務を緻密に組み立てます。
看護師はチーム内で常に状況・変化を共有しながら働くため、急変等で大変な場合はサポートが入る等の調整も可能です。

◆会社員◆
・「メールが来たら転送する」5秒間で終了する業務もあります。しかし、一方では「資料を調べて一覧表にする」等の細かい手順や所要時間が分からない業務もお願いされます。業務の大小を見極めながら、大きな業務は細かく分解して、工程や所要時間を検討して「今日取り組む範囲」を決めます。

会社員は、看護師に比べて「誰がどれだけ忙しいか」が、ぱっと見て分かりにくいです。忙しい時も落ち着いている時も、見た目は同じようにパソコンに向かっているので、変化に気づかれにくいです。そのため、大変・業務が手一杯の際は「自分から」状況を発信をしていく必要があると思います。

③スピード感や業務期限

◆看護師◆
・急変等も多く、業務の緊急度や優先度が1日の中で何度も変わります。
・「すぐ」や「今日◯時」といったスピード感のある業務指示が多いです。次の勤務時間帯に申し送らず、業務が増えてもやれる分は全てやり切ってから帰る風土があります。

◆会社員◆
・業種や職種にもよりますが、業務スピードはバラバラです。
・「◯日まで」と期間内にやるべき業務が複数あるため、内容の難易度や優先順位も踏まえながら、今日1日のスケジュールを決めます。
・期限内であれば「今日は体調が悪いから少しゆっくり進めよう」等の微調整も可能です。

④指導スタンス(指導者との関係性)

◆看護師◆
自分が処置する様子を、先輩が病室の入り口からじっと見ている…。一人前になるまでは、常に誰かしらに一挙手一投足を見られているような感覚があります。
・人命に関わる処置も多いため、細やかに指導してもらえます。
・指導する際に、感情が乗りやすい印象。
・シフト制勤務ですが、その時間帯の勤務者はほぼ全員が同じ空間(病棟内)にいるため、比較的すぐに質問・相談ができます。また、特にベテラン看護師はチーム外の患者さんの情報も多少は把握していて、何かとサポートしてくださる印象です。会社員に比べて、チーム(部署)外からもサポートが得られやすいかもしれません。

◆会社員◆
・特に中途入社の場合は「マニュアルを読んで、もし分からなかったら質問してください」と一歩引いて見守られる感覚があります。そのため、看護師の指導文化になれていると「放置されている・教えてもらえない・事務的だ」と感じる場合もあるかもしれません。
・指導する際に、感情は乗りにくい(ドライ)な印象。
・会議や外出等で上司や先輩が(社内に)いない場合もあります。週や月ごとに業務の進み具合の確認や1対1の面談(1on1…ワンオンワン)で相談できる企業も多いです。

業務中の外出予定は、取引先に訪問して打ち合わせをする、大事な書類を取引先まで届けにいく、書留を郵便局まで出しに行く…など企業・職種によって多種多様です。

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