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お酒が使えない国の料理の臭み消し

こんばんは。
今日はお料理の話がメインになりますが、臭み消しについてです。
夫がレバノン人の我が家。義家族から学んだ事をお伝えします。

日本の料理で臭み消しといえば

皆さんは魚やお肉、どうやって臭みを消していますか?

料理研究家やシェフではない、一般人(かれこれ大学生の時から料理歴15年程度)の私の意見ですが、私の場合はよく日本酒を使います。

例えば魚に日本酒をかけてから調理したり、サラダチキンを作るのも日本酒に漬けたり、あさり蒸しだったり、お酒とみりんで茹でる肉じゃがだったり、頻繁に使うなと感じます。

アルコールが使えないイスラム教の義家族

アルコールが禁じられているイスラム教の義家族。
どうやって魚や肉の臭みを消すのかなぁと見ていると、お酒がなくてもやり方は沢山あるようでした。

レバノン料理は、ニンニクとレモンを大量に使います。これを聞いた時点で「それ、臭み消しじゃん」と思うかもしれませんが、他にも色々ありました。

中東料理で使われていた臭み消しは

あくまで義母と義姉の料理しかみたことがないのですが、ざっと説明しますね。

魚→魚はまず、塩とレモンで洗う!内臓取った後の内側も、レモンでゴシゴシ。
貝類やエビなどには、パプリカパウダーもよく使っていました。

鶏肉→お酢とレモンで洗う!

義母が、肉屋で仕入れたチキン。
鶏肉はいつも洗っていました。
ニンニク、生姜、ネギやスパイスと一緒にオーブンへ


煮る料理(牛や羊とか)→唐辛子やペッパー、シナモン、クローブ、ローリエ、パクチーの種などスパイスを使いまくる!

鶏肉を煮てますね。
唐辛子、ペッパー、玉ねぎなど

ローレルって?

さて、カレーやスープなどの料理に使ったことがあるでしょうか。ローレルは料理の風味付けや臭み消しをしてくれる葉で、日本でも調味料売り場に売っています。数枚入って100円前後なので日本で買うと少々お高いなと感じます。

月桂樹は日本でも栽培できるので、お庭に植えている方もいるかと思います。

英語表記だとLaurel(ローレル)なのですが、フランス語だとLaurier(ローリエ)になるので、日本だと両方耳にしたことがあると思います。呼び方が異なるだけで、同じものです。

鶏肉を煮てます。左上がローレルの葉。

例えば夫が料理をして、ローレルを使うと、煮てすぐに「ローレル入れたな〜」と分かるくらい、香りが一気にしてきます。

我が家は和食や日本料理では使いませんが、アラブ料理や洋風の味付けをしたい時、臭み消しにはよく使います。
スパイシーな香りで、お肉の臭みを上から被せるように消してくれます。

ローレル油たっぷりの石けん

さて、私たちがレバノンで製造した石けんはローレル油をたっぷり使っています。
スパイシーな香りがする、その効果は、、、?

次回はそちらについても書いていきたいと思います!

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