「私」 というと・・・ （vol.2）

〜「じゃれっと・きむ」の 人生の備忘録 〜

『２歳から住んだ街は「新開地」』

コミュニケーション力と協調性を身につける初期の時期。
嵌ると集中力、熱心さがアップする私もこの頃から。

🍀西鉄が開発した造成団地「南ヶ丘」への移住

周りは山、そして自分の家の周りは、ずっと向こうまで見渡せる開けた土地。そこには数件の店舗兼住宅が立ち並ぶ。その１件に移り住んできた我が家族。まさに高度経済成長期に創られようとしていた団地で、先に造成が進んでいただろう丘の上の方に立ち並ぶ一軒家は、土地が１００坪以上の大きなお家ばかり。そのエリアには、県庁で働く叔父一家が、私らよりも先に住んでいました。

我が家は戸建てを買った訳ではなく、賃貸の店舗兼住宅。ここで母が美容室を開業します。いまでは美容室も数多く立ち並んでいますけど、当時はこの地域では２件だけだったか。私は我が家の経営のことは良く分かりませんでしたけど、いつもお客さんで一杯でした。一時期は住み込みの従業員を雇っていたこともありました。人が休みの時やイベントの時が稼ぎ時の商売である美容業。土日が休みではないため家族で旅行に行くなど殆んど無く、休日遊びに行けるサラリーマン家庭の同級生らに憧れたものです。
結局、土日は一人で時間を潰す事になることが多く、自転車で鹿児島本線の線路脇まで行って一日中列車を眺めていたりして過ごしました。

寂しくないと行ったら嘘ですが、ココでの生活が辛いと感じたことは無く、商店街という近所の皆さんとのお付き合いがあったお陰で、楽しく過ごせた時期ではありました。

５０年前に住みはじめたこの地に、いつしか自分の家が欲しいとずっと考えていたこともあって、当時の店舗兼住宅はもう影も形もありませんけど、２３年前に、当時、住んでいた場所から、徒歩数分のところに、念願の自宅を建てました。

🍀商店街のある街で過ごす

自宅兼店鋪の美容室だった我が家。北九州でも商店街との縁が深いですが、ココでも商店街。まだまだこれからの街でしたので、商店数も少なかったですが、近所には酒屋、食堂、畳屋があり、数年後には、理髪店、電気屋、クリーニング店など増えていきます。隣近所付き合いも盛んで、夜遅くまで店を開けていた我が美容室。いつも晩ご飯は20時過ぎでした。なので、晩御飯は隣近所で一緒に食べていたことも普通にありました。また小学生の高学年の頃は、2件隣の電気屋の同級生とその親父がどこからか仕入れてきて修理したインベーダーゲームを夜遅くまでしたりと、隣近所が我が家のような感覚でした。週に2、3度はこれまた２件隣の一平食堂で好きだったラーメンや餃子で食事を済ませるのですが、店内にはテーブルのブロック崩しゲームが設置されてあって、これ目当てなのは黙って「ご飯を食べに行く」と母に言っていたものです。

🍀人との関係を大切にする

この商店街が馴染むという感覚が作り上げられたのは、北九州だけでなく、今も住み続ける大野城市南ヶ丘での生活も同じで、商店街経営者のソフトボールチームの遠征について行ったり、父親が近所のおいさん達とする麻雀を横で見ていたり、地域の人たちとの交流をとても心地良いと思っていた私。
まあ、悪い事をして、しこたま怒られたりしたこともありますが、そんな地域での生活でコミュニケーション力が自然と身に付き始めたのだろうと思いますし、人との関係性を大切にする、調和性や共同性などの大切さも感じ取っていったのだと思います。

次回は『習い事のオンパレードの小学生時代』です🙇‍♂️

고맙습니다〜😊　
　じゃれっと・きむ🍀

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