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お国変われば〜「当たり前」は当たり前じゃない〜

6 ・3 ・3で12年。中学までが義務教育。
日本にいれば、それが当たり前。
なんの疑問も抱かない。

でも、一歩外へ出れば、「え?」「なんで?」「そうなの?」といろんな教育の違いがみえてきます。

先日、海外での子育て経験が長い3人のステキなお話し会があり参加してきました。(皆さん一時帰国中!一時帰国の時にイベントされるパワフルさもすごい👍)
親の目からも日本語教師の目からも色々考えるきっかけをいただいた楽しい会でした。

ステキなお三方はこちら💁‍♀️

ドイツ🇩🇪の教育事情
・小学校でも留年がある😱
・4年生が運命の分かれ道‼️

この2点はかなり衝撃的でしたが、お話しをよく聞くと、「子供主体」「親が子供のことをよくよく考えて決める」のがポイント。
ドイツではできないのに無理に上げないが前提のよう。就学前に言葉チェックがあり、入学時期をずらすこともできるそう。移民の国なので、同じ学年でも年が違うことはよくあることだとか。
日本みたいに7歳=小1 、15歳=中3 とは限らない。
また小学校は4年間で、次の中学進学の際の行き先で、将来がある程度決まるらしい。(大学進学コース/実科学校/職業訓練校)
10歳の子が自分で進路など決められないから、最終親判断でしょうが、なんか責任重大すぎ💦💦 もっと大きくなって進路変更を考える場合も実科→大学進学コースはあるけど、職業訓練校からの進路変更は厳しいそうです。

イギリス🇬🇧の教育事情
・3歳までの預け先が少なく親は大変‼️
 保育園はとても高額。
・就学前教育(4-5歳児)実施
・義務教育が4段階に分かれている
・16歳で全国統一学力試験「GCSE」受験。(このスコアがないと就職が難しい。スコア上げるのに何度も受験可。外国人も受験可。)

こんなふうに書くと、「なんて大変‼️」と思うかもですが、日本みたいにクラブ活動はなく、みんな3時過ぎには帰宅して、学校とは違うコミュニティでスポーツや習い事をすることが多いそう。
ちなみに両国とも塾はない‼️

小学校の子供達は8:00や9:00には就寝🛌 日本の子供の方が塾や習い事やで忙しいのかも😓

お話しを聞きながら、そういえばシンガポール🇸🇬も小6の初等教育修了試験(PSLE)が、その後の進路ほぼ決定の運命の分かれ道って言われてたなあと思い出した。

国によっては、かなり早い時期で将来の進路が決まってしまう。のほほんと小中高時代を過ごし、大学で「さて将来どうしようかなー?」と考えられる日本人は、いいのか悪いのか…
また学校で長時間過ごし、他のコミュニティとあまり接点を持つ機会も時間もない日本の子達は視野が狭められてるのではないか?と思ったり。

お国変われば、本当に教育事情もいろいろだなあ。

日本語教師目線から👩‍🏫
そりゃ、今まで全然違う教育受けてた子が突然親の都合とかで、日本の学校に入れられたら戸惑うよね。
言葉もわからず、何をすればいいのかもわからない。
また親の方も、自分が受けてきた教育と違う事が多くて戸惑う。


文部科学省の「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」によれば、公立学校で日本語指導が必要な児童生徒は全国で58,353人
その中で何人が適切な日本語指導を受けることができてるんだろう。
「外国ルーツを持つ子供たちへの日本語教育」自分にできることを探していきたい。

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