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集中力高く凌いでいたが、最後は層の厚さが勝敗を分けた:日本U24VSスペインU24

8月3日に東京オリンピック2020サッカーU24の日本とスペインとの対決が行われ、延長戦でスペインがゴールを決めて0-1でのスペインの勝利となりました。
スペインには今大会の優勝候補です。テクニックが高い選手が多く、ボールを保持するサッカーで有名です。ダニオルモ、ウナイシモン、オヤルサバル、パウトレースなどスペインの全代表にも選ばれてる選手が何人もおり、その中でもペドリは18歳で既にスペイン代表で中心の選手となっているポストイニエスタの呼び声もある若手のスターです。日本が格下の立ち位置で挑むことになった試合です。

試合はスペインが素晴らしいボールさばきでボールを保持して、日本がカウンターで少ないチャンスで攻めるという展開でした。
スペインが連携と鋭いパスで日本のペナルティエリアにボールを入れますが、ギリギリのところで日本のDF陣がシュートブロックする状況が続きます。日本のDF陣の集中力は高く、スペインの猛攻を延長終盤まで危なげなく耐えておりました。

日本はカウンターで攻撃を試みますが、スペインの攻撃から守備の切り替えが速いので中々決定機を作れないまま延長戦まで進みます。
延長戦でもお互い同じ状況が続く中、後半でアセンシオが日本のDFに寄せられなかった一瞬の隙からシュートを打ち素晴らしいゴールがスペインに生まれました。そのままスペインがボールを丁寧にキープして時間を進めて試合が終了しました。

ギリギリまで日本も善戦していたのですが、最後は日本とスペインの層の厚さが出てしまったと思います。日本が久保、堂安といった選手が交代した後に攻めてに欠けたのに対して、スペインはレアルマドリードのアセンシオが途中出場でプレイするなど強力が選手が控えており、体力のない終盤でも高いテクニックで繋いでいたのが印象的です。

最後は力の差で押し負けた試合でしたが、次の試合の勝利を期待すべく、また各選手の感想を述べていきたいと思います。
※試合直後の個人的な感想なので勘違いしているようなコメントをしていたらガンガンツッコミをいれてください。

◆FW

林大地
前回と同じく積極的なプレスで貢献していましたが、ボールを受け取る動きが中々できていなかったと思います。とはいえゴールを狙う積極性が見えた貴重な選手なのでゴールで3位に導いてほしいです。

旗手怜央
ポジションを動かして惜しい場面を結構作っていた印象です。トラップも素晴らしく、攻撃の展開を良くしていた選手の一人です。体力的に厳しくなって最後まで見れなかったのは惜しいです。

堂安律
ドリブルで運んでいるときも高いフィジカルとテクニックでキープしていた数少ない選手です。今回は堂安自身がシュートを打つ姿勢が見れなかったのは少し残念です。とはいえ久保の連携も高クオリティで3位になるために必要なアタッカーです。

◆MF

久保建英
攻撃時にあらゆる場所に顔を出して日本がボールキープすることに貢献していました。ドリブルで運んでニアサイドに打ったシュートが日本で一番良かったシュートだったのではないでしょうか。次も日本の攻撃を牽引する存在であることは間違いないです。

田中碧
攻撃参加する動きが多く、自らドリブルしてボールを運ぶこともしていました。鋭い縦パスも何度か入れており、攻守で高品質なボランチだったと思います。

遠藤航
スペインのパスワークに対して守備に奮闘する時間が長くなりましたが、ギリギリでパスをブロックすることで日本を持ちこたえさせていました。

◆DF

酒井宏樹
前回累積による欠場から復帰しましたが、抜群のハードワークでスペインの猛攻から日本を救っていたと思います。左のダニオルモの攻撃をかなり封じ手交代させたパフォーマンスはさすがです。

中山雄太
体を投げうってもスペインの攻撃を防ぐ献身性が見られました。競り合いでも負けない存在感があったと思います。

板倉滉
ボランチをしていただけあって前に飛び出してパスカットしたり攻撃を潰す動きで日本の守備にかなり貢献していたと思います。空中戦でも安定感があり、富安の不在を感じさせないパフォーマンスだったと思います。

吉田麻也
日本の危機を何度も救った最高のセンターバック、VAR前はPKであったスライディングも決定機を阻止した素晴らしいプレーです。高精度のロングパスで両サイドの攻撃陣に裏へ抜けさせる動きに成功しており、攻撃面でも高評価だったと思います。

◆GK

谷晃生
前回PK戦で素晴らしい動きを見せていた守護神はフィールドで何度も日本も救うセーブを見せてくれました。1対1になった場面を見事に防いでおり、このプレーがなければさらに失点していた可能性が高いです。今後も日本代表の守護神として素晴らしいプレーを見せてほしいです。

◆途中出場

相馬勇紀
相手に取られにくいドリブルをすることで良いクロスを上げ、相手にあててコーナーキックを手に入れるなど途中出場組では一番良かったと思います。

三好康児
真ん中でボールを保持して上田に繋げる動きは良かったですが、次は決定機を演出する動きに期待したいです。

橋岡大樹
プレーがかなり短ったため語る部分がないかもです。

前田大然
ゴール前の動きがおぼついていないのが残念な印象です。しかしスローインから抜け出した高速の抜け出しはさすがでした。

上田綺世
前回のような抜け出しや強烈なシュートが今回見れなかったのは残念です。しかしおとりになる動きを見せたり何もしていないとは思わなかったです。
次は良い動きとゴールを期待です。

ここまで見ていただきありがとうございます。
次は3位決定戦です。対戦相手のメキシコはグループリーグで勝利した相手なので再び勝利してメダルを手に入れることを期待して応援しましょう!

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