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5.新人合宿を振り返る。物理的に山あり谷ありの軍隊製造所。

みなさん、おはこんばんちは。

さきとです。

前回の入社式を経て、今回はその4日後から始まった3泊4日の新人合宿についてお話しします。

1、前フリ

入社前から私のもとに「よく歩くこと」「ストレッチをこまめにすること」「睡眠を十分にとること」などが細かくLINEに送られてきました。

はじめは「IT系だし社会人になると運動不足で不健康になるって聞くからそれを見越して親切に声をかけてくだっさたのかな」と思っていました。

しかし!

それは新人合宿のための準備だったことが入社式で判明。

その新人合宿の持ち物には

動きやすい服、履き慣れた靴、日除けの帽子、雨合羽、リュックサック

などなど、まるでピクニックにいくような装備。

用紙の隅にあった小文字に目を凝らしてみると

40キロ以上のウォークラリーを実施予定

とのこと。

(ま、まじかあ…)

学生の頃から運動神経に自信のない私はここで震え上がりました。。

入社式後には新人合宿でどうやって優勝を狙うかという作戦会議の時間も設けられました。

どうやら他社の新入社員も交えたプログラム内容らしく、その中で競い合うとのことでした。

なぜ社長や上司がこんなにも熱心に「優勝しかいらない」というのか不思議でたまらないほどに本気な空気。

この空気につられて徐々にエンジンがかかってきた私や同期なのでした。

2、出発!

そして合宿初日の7:30。私と同期は心配性なので早めに到着していたのですが、1つ上の先輩(昨年コロナの影響で開催中止だったため1年遅れでの参加)がなかなか来ない。。

「まさか寝坊…?」

と二人で心配していたところ、ギリギリになって先輩も無事到着。

(あーよかった!これで一安心)

と思ったのも束の間、、

見送りに来てくださった上司のお説教が始まったのです。

私や同期といった社内の人間はもちろん、他社の新入社員やその見送りに来た社長などもいる中で、です。

ハラスメントについて大学で学び、多少の知識があった私は「これはアウトなのでは?」と疑問に思ったのを今でも覚えています。

バスの出発時間ギリギリにやっとお話が終わったのか先輩がバスに乗り込んできました。

「大丈夫でしたか?」

と尋ねると、

「ああ、いつものこと」

とお疲れな様子。

(いつものことなのかあ)

と驚きはしたものの、あくまで先輩のことであって自分ではないと思っていたんです。この時は。

そんなことを思いながら、バスはひたすら走り、郊外の緑豊かな山間部へ到着したのでした。

3、激動の4日間

それからの3泊の間にはとにかく沢山の試練が訪れました。

あまりに詳細に書いてしまうと心配な点もあるのでざっくりお伝えしますね。

・前述した40キロ以上のウォークラリー

(足の爪が2枚ほど天に召されました。。)

・朝6:30からグラウンドで声出し大会

(合宿後1週間はお世辞にも綺麗とは言えないハスキーボイスを獲得。)

・就寝は毎日12時前後

(他社さんは作戦会議のために毎晩5時まで起きていたとか。。若さすご)


などなど、周りの先輩社会人に帰ってきてから話すたびに

「昭和の香りがする」「そんな研修いまだにあるんだ!」「軍隊育成だね」

などなどみなさん言いたい放題笑

でも笑って聞いてくれる人がいるということは、

(これは新人が乗り越えるべき通過儀礼なのかな)

と思っていました。

4、得たもの

ここには伝えきれないほど沢山のことがあったのですが、この合宿での経験はいいものだったな、と今でも思っています。

なぜかというと、

唯一の同期と信じられないほど信頼関係を築けたこと

これにつきます。

今までの私は「誰かのために」とか「相手の喜ぶ笑顔が原動力」とかいっていたのですが、

自分の行動は根本は自分可愛さからくる甘えであったり妥協であったり、

言動が伴っていないことを気づかせてくれたのが同期でした。

私が焦って一人でどうにかしようとしていた時、

「それははき違えてるよ!!!」

と怒鳴ってくれたんです。



ここで質問です。

みなさんには本気で怒ってまで自分のために向き合ってくれる人がいますか?

人に裏切られることを恐れて本当の意味で繋がりを作ってこなかった私にはこの怒号が心の深いところまで響いたんですよね。

自分も苦しい中なのに、時間と労力をかけてまで目をまっすぐに見て訴えかけてくれました。

こんな素敵な人がみなさんの身近にもいるとしたら、向き合うことを諦めないでください

社会に出ると面と向かって自分の悪いところを指摘してくれる人は少なくなります。

本当に相手のことを思って伝えようとしてくれる人はほんのひと握りです。

この時、私はこの子に恥じないように言動に責任を持っていきたいと強く思いました。

このことがあったからこそ、私と同期は今もお互いに尊敬しながら繋がっていられるのだと思います。

今後の展開でも、この関係が基盤にあるからこそ乗り越えられたエピソードがたくさんあります。

それはまた後日。。

5、さいごに

今回は新人合宿についてお話ししました。

いつもよりもボリュームが多くなりましたが、他にも、研修会社の社長の講義なども、今後生活する上で重要だと思える沢山の学びを得ることができました。

こちらについてもまたお話しできればと思います。


長い長い研修でしたが、その分自信の成長を感じることもできた機会だったのです。

次回はこれを経て、いよいよプログラミング研修が始まった頃の様子をお伝えしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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