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コレクタブルNFT Shiki Deities 「大天狗✖️源平合戦」第一章〜平清盛と源義朝の因縁〜


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

<現代語訳>
「祇園精舎の鐘を聞いてごらんなさい。
ほら、お釈迦様が尊い教えを説かれた遠い昔の天竺のお寺の、
その鐘の音を耳にしたのだと想ってごらんなさい。

諸行無常、あらゆる存在は形をとどめないものだよと告げる響きがございますから。

それから沙羅双樹の花の色を見てごらんなさい。ほら、お釈迦様がこの世を去りなさるのに立ち会って、
悲しみのあまりに白い花を咲かせた樹々の、その彩りを目にしたのだと思い描いてごらんなさい。

盛者必衰、いまが得意の絶頂にある誰であろうと必ずや衰え、消え入るのだよとの道理が覚られるのでございますから。

はい、ほんとの春の夢のよう。驕り高ぶった人が、永久には驕りつづけられないことがでございますよ。
それからまた、まったく風の前の塵とおんなじ。破竹の勢いの者とても遂には滅んでしまうことがございますよ。ああ、儚い、儚い。」

古川日出男氏訳「平家物語」


こんにちは。Shiki Deities Founderの那知(Nachi)です。

上記の文章は、平家の栄華から滅亡までを描いた「平家物語」の
「祇園精舎の鐘の声」で、始まる、あまりにも有名な冒頭部分ですが

何度読んでも、そして「琵琶」の演奏とともに聞いても
心にジーンとくるものがあります。。。


そんな「平家物語」で描かれている
平家と源氏の戦い『源平合戦』を

今回、Shiki Deitiesでは

日本の神様の一柱である
「大天狗(だいてんぐ)」と共に描きました。

題して、

コレクタブルNFT Shiki Deities 第一部第二弾
『大天狗×源平合戦』〜諸行無常に導きし神〜

(だいてんぐ×げんぺいがっせん)


『大天狗×源平合戦』は第一章から第七章までで構成しています。

平家の棟梁・トップでもあった「平清盛(たいらのきよもり)」が
日本の政治を牛耳り、栄華を極めたところから

のちに、平家を滅ぼすことになる中心人物である
源義経(みなもとのよしつね)」、「源頼朝(みなもとのよりとも)」。

そしてその二人を取り巻く
「源義朝(みなもとのよしとも)」「常盤御前(ときわごぜん)」
弁慶(べんけい)」「北条政子(ほうじょうまさこ)」
「木曾義仲(きそよしなか)」「巴御前(ともえごぜん)」
「那須与一(なすのよいち)」「静御前(しずかごぜん)」

を『大天狗×源平合戦』では、7章構成で描いていきます。


今回は「大天狗✖️源平合戦」第1章
〜平清盛と源義朝の因縁〜

です。

「大天狗✖️源平合戦」第1章
〜平清盛と源義朝の因縁〜



時は、平安時代末期
(※平安時代は、794年〜1185年までの約390年間続きました)

天皇や上流貴族が権力を持ち、政治を行っていた(奈良時代・平安時代)
それまでの世の中は、国の経済状況が厳しくなるにつれ
治安悪化の一途を辿っていました。

それに伴い、天皇や上流貴族達は身を守るために
こぞって武士達と手を結ぶようになり

徐々に武士が権力を握るようになっていきました。

権力を握るようになっていったのは
平家(へいけ)』と『源氏(げんじ)』の
武士2大勢力。

1156年『保元の乱』を終えた時

『平家』の棟梁/トップであったのは
平清盛(たいらのきよもり)』

『源氏』の棟梁/トップであったのは
源義朝(みなもとのよしとも)』

でありました。

『天子摂関御影』の平清盛肖像
元平治合戦源義朝白河殿夜討之図 東京都立図書館 歌川芳虎(画像右上/源義朝)


平清盛と源義朝は、ライバルであり、友でもある
関係であったと言われています。

天皇の皇位継承をめぐる代理戦争である
1156年の「保元の乱」では、共に仲間として戦いました。

後白河天皇か、崇徳上皇のどちらが"政治の実権"を握るのかという
対立に、上流貴族である藤原家、武士である平家と源氏は
それぞれ家族・親戚と仲違いして、争いました。

後白河天皇側についた武士は、平清盛源義朝でした。

崇徳上皇についた武士は、源為義と源為朝と平忠正でした。

源義朝は、この当時、源氏の棟梁でもあった自分の父である源為義の
配下にはつかずに、平清盛と手を組みました。

そして、結果としてこの保元の乱では
後白河天皇側である平清盛と源義朝の勝利となりました。

平清盛としても、父親と対立してまで、共に戦ってくれた源義朝
感謝の気持ち、戦友としての友情も少なからず
生まれていたのではないか
、と想像できます。


しかし、そんな友情も束の間、、、

保元の乱の3年後の1159年、平治の乱が勃発します。


平治の乱が起きた理由、平家と源氏の対立の裏には、
保元の乱の後の恩賞の問題があると言われています。

保元の乱では平家、源氏ともに武勲をあげましたが、
平家側が手厚く恩賞を受けたのに対して
源氏側は源義朝一人が役職を貰い受けただけでした。

そんな平家に対する厚遇をおもしろくないと感じた源義朝が

政治的権力を伸ばしていた藤原通憲(信西)を排除したいと考えていた
藤原信頼と手を組んで引き起こしたのが「平治の乱」でありました。


さて、ここでShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『大天狗×源義朝』
(だいてんぐ×みなもとのよしとも)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『大天狗×源義朝』
源義朝の姿をした大天狗神をカートゥーン系のアニメ塗りアートで描いています。
大鎧を纏い、弓矢と源氏の象徴である白い旗を携えて
平清盛・平家に不満を持ち、反旗をひるがそうと考え事をしている姿を描いています。
甲冑には源氏の紋章をモチーフにした模様が入っています。
今にも不満が爆発しそうな表情で
少しこわいですが、男らしくなんか、かっこいい、、。。笑笑


ここで、話は戻り、平治の乱の結果についてですが
結果的に、源義朝・藤原信頼の惨敗に終ります。。

藤原信頼と源義朝は、平清盛が京都の都を留守にした際に
後白河上皇を襲い、後白河上皇を内裏に幽閉、人質として捕らえます。

そしてこのとき藤原通憲(信西)も源義朝らの軍勢に追い詰められて
自害したと言われています。

平家側は藤原家の重要人物の一人を失い敗北したかのように思えますが、
平清盛はすぐに反撃をしました。

平清盛は、幽閉されている後白河上皇を助け出します

そして、後白河上皇に源義朝を討伐する命令をもらい
信頼・義朝を襲撃しました。

そして、藤原信頼は捕らえられ斬首されます。

源義朝は東国に逃げて再起をはかろうとしますが
尾張(現在の愛知県)にて、配下の武士に殺されてしまいました
(無念です。。。)

そしてこの平治の乱をきっかけに
後白河上皇の治世で平家が、平清盛が絶大なる権力を
得るようになっていきます。


そして、2度目のShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『大天狗×平清盛』
(だいてんぐ×たいらのきよもり)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『大天狗×平清盛』
平清盛の姿をした大天狗神をカートゥーン系のアニメ塗りアートで描いています。
上半身は、公家(貴族)が儀礼の際に着る「束帯(そくたい)」を見に纏い
平家の紋章をモチーフにした模様の入った笏(しゃく)をもっている姿を描いています。

栄華を極め、自信ありありに、傲慢な立ち姿は、悔しくも立派であります。
背景は平清盛が最も愛した神社である厳島神社(いつくしまじんじゃ)の
海上に浮かぶ鳥居をモチーフにしています。
和船の上で、舞でも舞いそうな勢いですね。。。笑

平清盛は当時、日宋貿易にも力を入れており多くの財源を海外との貿易で手に入れていたため
海に強く縁を感じて、非常に感謝していました。
海上に浮かぶ厳島神社は平家発展の象徴ともいえます。

平清盛が創建した世界遺産であり、国宝でもある
広島県に鎮座する厳島神社はこちら↓


京都・六波羅蜜寺前にて、『大天狗×源義朝』『大天狗×平清盛』をGiveawayします👺

最後に『大天狗×源義朝』『大天狗×平清盛』ですが、

源義朝と平清盛の因縁の対決が繰り広げられた
平治の乱
が勃発した 六波羅蜜寺 参拝後に

『大天狗×源義朝』『大天狗×平清盛』
全12作品のうち、1作品を記念に
参加者全員の方にGiveawayしたいと思います。
(平清盛or源義朝をお選びください)

Shiki DeitiesとTalkieのTwitterアカウントのフォロー
Giveaway投稿をリツイート&いいね
をしていただいた方には
全員に作品をプレゼント・Giveaway
させていただきます。

参加していただいた方には、
前回と同様に、私、FounderのNachiが、(ご希望の方には)
大天狗神からの応援メッセージも添えてTwitterにてお礼のご連絡
させていただきますのでどうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、Shiki Deitiesと共にあらんことを。


次回予告「大天狗✖️源平合戦」第二章
〜牛若丸(源義経)と弁慶の運命の出会い〜
です。

お楽しみに♪

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