本当に、社員エンゲージメントを高めたい?
「ステークホルダー資本主義へのシフト」が4月初めに世界経済フォーラムから打ち出された。
昨年夏に米国経済団体ビジネス・ラウンドテーブルが発表した株主資本主義への警鐘がここにきてさらにクローズアップされた格好だ。
新聞のビジネス記事でも、ここ数か月は、SDGs、ESGなどに相まって頻繁に取り上げられている。
しかし、これら議論は、もっと従業員を巻き込んだ展開にする必要はないだろうか?
多くの企業の現場を歩いて感じるのは「それは経営や本社の経営企画がやることでわれわれ従業員には一切関係ない」というシニカルな態度だ。
これではコロナ後に新しい価値と言われる・エシカル(倫理的)・コンシャス(意識の高い)・サステナブル(持続可能)志向のステークホルダーを引き付ける体制づくりは叶わず、議論も上滑りのままに終わるのではないだろうか?
各種調査で世界的に低いと言われ続ける日本人の働きがい(エンゲージメント)も、この辺りに原因があるのではないかと私は考えている。
つづいて、それらを上手く考えている企業を見て行きたい。
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