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【Gapyear体験記#21】 大幸由依さん


名前 : 大幸由依 
年齢 : 31歳
期間 : 28歳~現在?
滞在国 : オーストラリア・日本



今の活動(職業)内容はなんですか?

フリーランスで色んなことをしています。アーユルヴェーダライフスタイルカウンセラーやヨガ講師をメインでやっていて、その他にセルフトリートメディアを運営したりしています。

ギャップイヤーを選択した理由は何ですか? 

ギャップイヤー前は、人の可能性を広げられる人になりたいと思い、コンサルタントのサポート業務をしていて、社会人2・3年目のタイミングで新卒採用担当になり上京しました。やりがいはあったけど大変なことも多く、これが本当にやりたかったのかなと悩み始めたり、24歳の時に出来ていたことが体力的に厳しくなったりしたことがきっかけで、退職し自分探しの旅に出ました。忙しくて自分がこれから何をしていきたいかを考える余裕すらなく、全部空っぽにしたいという気持ちがありました。お金という不安が大きかったですが、肩書もお金も安定的に入ってこない状況で自分がどんなものに興味を持つのか、自分の心を知りたかったので思い切って決断しました。退職について悩んでいるときに、個人で仕事をしている人と知り合うことがあって、なんかあったらアルバイトすれば生きていけるし、とお金に対する不安が少なくなったり、ポジティブで自分を否定しない人と会うようにしていたので、一歩踏み出すことができました。

ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていましたか?

自然治癒力やスローライフに興味があったので、2週間のヨガのクラスを受けにオーストラリアのバイロンベイに行きました。一人旅をしてみたかったので、その後は未知の世界に飛び込んでみようというな気持ちで、オーストラリアで時間もお金も自分のために使っていました。観光のほかに、オープンカフェでひたすら自分が考えていることややりたいことを書いたりしていました。

日本に帰ってきてからは、次の進路として海外ワーホリも考えましたが、食が日本の方が合うと思ったのもあり、日本で個人で働けるような力を身に着けようと決めました。それからやってみたいと思っていた仕事を少しづつ始めてみて、今もフリーランスで働いています。友人と働いたり、健康に携わる仕事をしたいという気持ちが芽生えたことから、オンラインスクールでインドの伝統医学のアーユルヴェーダを学んだり、農家さんについて知りに行ったり、友達がやっているラジオ体操を広める活動に参加したり。興味があることをとりあえず挑戦してみました。

オーストラリアに行く前にはあらかじめやることを考えていたけど、日本に帰ってきてからは、色んな事をしてそのたびに振り返って自分の気持ちを確かめて次何しようか決めていました。

ギャップイヤー中の経験が、その後の生活(仕事や活動等)にどのように活きていますか?

今やっているアーユルヴェーダのカウンセリングは、心と体を自分で整えていくすべをお伝えするものなので、心の根本との向き合い方として自分自身がギャップイヤー経験から学んだこともお客様にお伝えしています。前の仕事で新卒採用担当をしていた時も、大学生の自己分析やこれからどう働きたいのか相談する機会は多かったので似ている部分もあります。その頃は「人間はこうあるべき」というものがある前提で人と会話していたけれど、今はそれが突破われて、自分がやりたいことをやったらどういう感覚を得られるのかを感じながら伝えられるので、ギャップイヤー経験が今の仕事に活きていると感じます。また、オーストラリアの経験からは、もっとゆるく生きていいということを学びました。日本で忙しく働いていた時はどうしても余裕がなく、休みの日があっても心身ともにしっかり休む自分のための時間がとれてなかったように思います。

ギャップイヤーを取ってよかったと思うことや、メリットはなんですか?

私は、死ぬときに人生を振り返ってやっとけばよかったことを思いつくのは嫌だと思うので、ギャップイヤーでやりたいことを実現出来たのがよかったです。ギャップイヤーをとって初めて自分を生きてると感じました。人には沢山可能性があるから、自分を見つめてアクションするのはすごく素敵なこと。就活のために自分を作ったりしてる人もいると思うけど、若いうちにこうやってギャップイヤーをとることが、早いうちの「自分」についての気づきになると思います。

ギャップイヤーについて気になっている方へのメッセージをお願いします。

ギャップイヤーをとって、今まで出会わなかった人に出会って「世界ってこんなに自由なんだ」って思いました。社会のレールに乗る必要はないし、親とか誰かのためにこうしなきゃって思っている人がいるかもしれないけど、自分が幸せになることが周りの人の幸せに繋がることもあるはずです。本当にやりたいことを見つけるために時間を作るというのが、自分のためにも周りのためにもなると思います。やりながら、走りながら見つけてもいいし、悩みすぎずゆるーりと生きてもいいんじゃないかなと伝えたいです。若いうちにギャップイヤーを経験していたらもっと選択肢が広がっていたと思いますが、私みたいに30手前で迷う方も多いし、一度外の世界を広げることは、どの年代にとっても意味のある選択だと思います。

私はこれからも、どんな自分で在りたいか、どう生きていきたいか。ずっと向き合い続けていくんだろうなと思います。先が見えないから不安になってしまうこともあるかと思いますが、どんな時も自分の捉え方次第!いつもより少し、軽やかに一歩を踏み出してみると世界が変わるかもしれません。

いっぱい失敗したり、反省したり、笑ったり、怒ったり。いろんな感情を味わい、人生を楽しみ尽くせる仲間が増えたら嬉しいなと思います☻

由依さんのインスタ
https://www.instagram.com/yui_slowlife/

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日本ギャップイヤー協会とは


”日本でギャップイヤーを広める、支える”ことを目標に活動しています。毎月7日、日本時間19:00からオンライン交流会を行っているので、ギャップイヤー経験者の方、そしてギャップイヤーに興味のある方は是非是非参加してみてください♪ 

記事を読んでいただきありがとうございました。他にもユニークなギャップイヤーを経験された方の記事があるのでぜひチェックしてみてください。

質問等ありましたら、InstagramのDMまでよろしくお願いします :)


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