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⑩「Concept」(新しい意味)

どうも!ジャパンダくんです!
本日も早速内容に入っていきたいと思います!


今回も引き続き、【初級編】コミュニティ創りの「4C」の内容に入っていきます。

前回、「価値分析」から考える「Core」(価値)では、

コミュニティ構築における「仮説段階のベネフィット」を起点に、

最終的にあなたのコミュニティにおける、「Core」(価値)を確定させま した。

あなたのコミュニティが持続的に活動していくことで「価値」同士が増幅していくことができるように、

センターピンとなり得る「Core」(価値)を正確に捉えることができたかと思います。

ここでの、「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)では、

コミュニティ創りにおける、「全体を貫く基本的概念」が何なのかを考えていきます。

「全体を貫く基本概念ってなんだか難しそうだな」

「コンセプトなんて普段から考えることないよ!」

そう思われたかたも多いかと思います。

コンセプトという言葉は普段から聞き慣れていない人もいるかもしれません。

辞書を開くと、「コンセプト」は「全体を貫く基本的概念」と書いています。

これまで、コミュニティ創りの「4C」における「Before」としての時間軸として、

「Catch 」(心を掴む)のインサイトの「特定」から、「Configuring」(設定)では「仮想敵」を設定し、

「満たされていない隠れた本音」を明確にしてきました。

ここでは、前回の「Core」(価値)と同様に、「After」といった時間軸としての「Concept」(新しい意味)を創り上げていき、

「このような変化をもたらす」といったコミュニティ創りの「4C」の最後の内容になります。

つまり、これまでのコミュニティ創りの「4C」の内容を「全体を貫く基本的概念」としてまとめていき、

一行の「コンセプト」として確立させ、あなたのコミュニティにおける「新しい意味」を創り上げていきます。

ジャパンダくん!

「コンセプトが全体を貫く基本的概念なことはわかったけど、どうやって創るの?」

そう思いますよね。

このコンセプトは、ある程度わかっても、その設計の仕方までが見えていないことが多いケースがあります。

そのため、これまでの内容を踏まえながら、

コミュニティ創りの「4C」のフレームワークにきちんと当てはめながら、導き出し方をしっかりと抑えておくことが重要です。

合わせて、「Concept」(新しい意味)は、「こうだ!」という、絶対的なものはありません。

そのため、ポイントとなるのは全体を貫く基本的概念として、「一貫性」のある状態になっていなければ

コンセプトを創る意味が無くなってしまいます。

コミュニティを構築面のみならず運営面においても、

この「一貫性」が欠けてしまうと、コミュニティのメンバーへの信頼を下げてしまうどころか、

「一体、このコミュニティは何をしたのか?」

「このコミュニティのはなぜ存在するのか?」

といったような「目的意識」やコミュニティの活動における「意味」を見出すことが難しくなります。

現在、コミュニティは様々なジャンルの関心軸から、ビジネス面などにまで汎用性の高い手段として構築し運用することができます。

しかし、この「一貫性」といった要素が欠けたコンセプトをきちんと納得のいく形で作れていないことで、様々な問題が起きやすくなります。

これまで500人の方とのコミュニティ構築における相談の中で、

「なんとなくコミュニティを作ってはみたけど、自分自身の活動と整合性が取れなく続かない」

「コミュニティを運営していく中で気づかないうちに目的がずれてしまって薄れていく」

このような悩みは、「一貫性」といった要素が欠けた機能しないコンセプトを作ってしまっているか、間違ったやり方で、

意味のないコンセプトといった「言葉だけのもの」になってしまっている可能性が非常に高いです。

最終的に多くの課題の原因になっているケースは多くあります。

でも安心してください。

僕たちはこの「Concept」(新しい意味)を見出していく第一段階はすでに完了しています。

図では、コミュニティ創りの「4C」の「Catch」(心掴む)から、全体を貫く「Concept」(新しい意味)通り、

【中級編】Story(ストーリー)「5C」の最後の「Consistency」(一貫性)までの関連性を表現しています。

コミュニティ創りにおいて、「Catch」(心掴む)「Concept」(新しい意味)「Consistency」(一貫性)が、

お互いに相関した関係性になっており、

最終的に全ての要素が、きちんと繋がっていればあなたのコミュニティは大幅にぶれる事はないので、

多くの課題を乗り越え、大きく成長していくコミュニティを創り上げることができるようになります。

さらに、今回の「Concept」(新しい意味) のワークシートがありますので、

下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!

また、コミュニティ構築個別相談会も実施しているので気軽に相談お待ちしています!

「主語・目的・役割」を整理する「3点整理法」

ここまでの内容で、コンセプトといっても、「何から始めるのか」が非常に難しい印象がありますよね?

単語として「トレンド」や「いけてるワード」などから始めてもいいですが、

コミュニティ創りの途中で「見失ったり」「引っ張られたり」することはよくあります。

あらゆるコンセプトは究極的には「AがBするためにCの役割を担う」という文章構成で表現することができます。

ここでは、「コミュニティのメンバー」と「目的」と「役割」の3点で「意味」を整理するので「3点整理法」を見ていきます。

「Concept」(新しい意味)を考えていく上で、整理しておきたいのが、

「〇〇さん(主語)が、B(動詞)するために、C(名詞)」を担います。

まずは、「誰のため」(主語)を明らかにして、「何するため」のものなのかという「動詞」を創ることを意識していきます。

そして「〇〇ため」という「役割」を見つけ、「名詞」を「特定」していきます。

これまでのコミュニティ創りの「4C」の内容を踏まえた上で、

「主語・目的・役割」を明確にしていくことで、「新しい意味」となり得る「コンセプト」を創る準備が整います。

この準備をする目的は、表現するべき「新しい意味」を確実に捉えることです。

多少長くなっても大丈夫ですので、その分、細かなニュアンスも含めてきちんと伝わるように書いていくことが大切です。

それでは、少しイメージしやすいように、

「コミュニティ構築・運営CAMP」におけるこれまでの内容を踏まえた、「3点整理法」を見ていきます。

「コミュニティ構築・運営CAMP」の「3点整理法」

「Concept」(新しい意味)では、これまでの内容から「主語・目的・役割」を掛け合わせ、

コンセプトとしての「新しい意味」を見出していきます。


・主語
コミュニティに「興味」「関心」がある人
既にコミュニティの「運営」に関わっている人
自分自身のやりたいことを実現する目的でコミュニティをつくりたいが、具体的にどう作ればいいかわからない人

・目的
コミュニティの「構築」から「運営」に至るまでの具体的なノウハウを身につけてもらう。

・役割
「新しいこと」に何かチャレンジする際、もしくは、「今している活動」を加速させたい人に、コミュニティを「選択肢」として認識し、
コミュニティから「自己実現」ができるレベルまで引き上げる。


ここでは、あえて多く書き込むことを意識していきます。

ざっくりでも「Aさん(主語)が、B(動詞)するために、C(名詞)」といった形で、

「主語・目的・役割」を書き出していくと、コンセプトの「骨格」を導き出すことにつながります。

少しまとめていくと、

1人1人が、「コミュニティといった新しい選択肢」を持ち、コミュニティから「自己実現ができる」レベルまで「一貫」して引き上げていく。

すなわち、「コミュニティ構築・運営CAMP」における

「Concept」(新しい意味)は「コミュニティの民主化」といった導き出し方をしています。

「コンセプトの3類型」

コミュニティ創りにおけるコンセプトはメンバー目線で考えていかなければいけません。

これまでの「主語・目的・役割」を明確にした状態で、思っている事をとにかく書いてみることが大切です。

そうすることで、コンセプトの中核を見出すことができるようになります。

基本的にコミュニティ創りにおけるコンセプトは「目的型」か「役割型」に分けることができます。

「3点整理法」の2行目と3行目、どちらに「新しい意味」の確信があるでしょうか?

「目的」「役割」のうち、より重要だと思われる方を選んでください。

「新しい意味を伝えられるのはどちらか?」

「1行だけで誤解なく伝わるのはどちらか?」

これらを考えながら、バラバラではなく1つに統合し、「一言で全体を貫き、説明できるようにする」ことで

「新しい意味」を見つけることができます。

図では、「コンセプトの3類型」をまとめています。

目的にフォーカスする目的型は「動詞」で記載していきます。

「目的型」には、主にコミュニティのメンバーの新しい行動を記述した言葉になります。

一方、役割にフォーカスする役割型は「名詞」で記載していきます。

「目的型」が行動の意味の新しさを捉えるのに対し、「役割型」はコミュニティ自体の持つ役割の新しさに光を当てます。

一般的にはコンセプトは1行に絞るのが理想ですが、コミュニティにおける価値観、文化、コンセプトを使う文脈によっては、

ある程度、説明を果たすことが求められる場合もあります。

その場合は、目的と役割をセットで使用する形で、「動詞」+「名詞」で記載し、「連結型」にして運用します。

実践形式で「Concept」(新しい意味)を創り上げていく

ここまでの内容からコミュニティ創りにおいて、

「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)を創り上げていくことの重要性は理解できたかと思います。

ここからは、実際にあなたのコミュニティにおける「新しい意味」となり得る「Concept」(新しい意味)を明確にするために、

実践形式で行なっていきます。

まずは、これまでのコミュニティ創りの「4C」を踏まえながら、主語・目的・役割」を整理する「3点整理法」から取り組んでいきます。

「〇〇さん(主語)が、B(動詞)するために、C(名詞)」といった形式に、

「誰のため」(主語)、「何するため」のものなのかという「動詞」、「〇〇ため」という「役割」を見つけ「名詞」を「特定」していきます。

その際に、コミュニティ創りの「4C」の内容をベースに、「主語・目的・役割」を記載していきます。

ざっくりでも「Aさん(主語)が、B(動詞)するために、C(名詞)」といった形で、

「主語・目的・役割」を書き出していくと、コンセプトの輪郭を導き出すことにつながります。

次に、「コンセプトの3類型」に合わせて、あなたのコンセプトが、

「目的型」「役割型」「連結型」のどれかに当てはまりそうか見ていきます。

目的にフォーカスするのが「目的型」として「動詞」が中心となり、

主にコミュニティのメンバーの新しい行動を記述した言葉になります。

役割にフォーカスするのが「役割型」では、「名詞」が中心となり、コミュニティ自体の持つ役割を記述した言葉になります。

ある程度、説明を果たすことが求められる場合は、

「連結型」として、「動詞」+「名詞」の両方から文脈が理解できる形で記述します。

「コンセプト」が機能する条件

それでは、「Concept」(新しい意味)を見出すことができると、コンセプトの「4つのチェックポイント」を合わせて見ていきます。

下記の4つの条件を満たせば、コンセプトはワークします。

①メンバー視点でかけているか?「Valuable」

②ならではの発想はあるか?「Original」

③スケールは見込めるか?「Scalable」

④シンプルな言葉になっているか?「Simple」

それぞれを見ていくと、

①メンバー視点でかけているか? 「Valuable」

メンバー視点というのは簡単なようで実は難しいです。

我々は、日常的に「送り手の目線」で物事を表現してしまうことが多いです。

「受けて目線」になれないことが多いので確認が必要です。

②ならではの発想はあるか? 「Original」

自分たちのユニークネスというものがなかなか出ないことは、コンセプトを創る意味がなくなるとも同意です。

「独自性」を持つ領域まで引き上げることが望ましいです。

③スケールは見込めるか? 「Scalable?」

このチェックポイントをする際には下記の質問をしてみてください。

「不必要に狭いのではないか?」このような疑問を常に問いかけることが大切です。

ボリュームが見込めなかったら「そのコンセプトは意味がない可能性はないか」を考えることは大事な視点になります。

④シンプルな言葉になっているか? 「Simple?」

コンセプトでは略語であったり「英単語」「頭文字の集結」など使ってしまうことがありますが、

ここでは、できるだけシンプルに伝えわる事を意識してください。

ここまでの内容から、

以前、【初級編】Sympathy(共感)での大きなベクトル浮かび上がらせる「ネーミング」を振り返ってみることをお勧めしています。

ここでの「Concept」(新しい意味)と相関させながら、「コミュニティ名」との整合性をとっていきます。

コミュニティ名は的確に瞬時にわかる言葉に落とし込むことが必須になります。

コミュニティのコンセプトをそのまま「コミュニティ名」として使うことも可能ですが、

コミュニティにおけるネーミングはコミュニティのベクトル(方向性)を示していく役割があります。

コンセプトとネーミングの整合性がきちんと取れているかも確認してみてください。

ここまで、コミュニティ創りの「4C」における「Before」としての時間軸として、

「Catch 」(心を掴む)のインサイトの「特定」から、「Configuring」(設定)では「仮想敵」を設定し、

「満たされていない隠れた本音」を明確にしてきました。

合わせて、「After」といった時間軸としての「価値分析」から考える「Core」(価値)と「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)から

「このような変化をもたらす」といったコミュニティ創りの「4C」全体が完了しました。

次の動画では最後に、これまでの4つの「C」を紡いで「物語の土台」となる「ステートメント・ストーリー」を創り上げていきます。

いかがだったでしょうか。

今回は【初級編】コミュニティ創りの「4C」における、

「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)の内容を見てきました。

ワーク「Concept」(新しい意味)

さらに、今回の「新しい意味」を創る「Concept」(新しい意味)のワークシートがありますので、

下記のLINE@友達追加して無料で受け取って実践形式で行って見てくださいね!

このテンプレート通りにするだけで、コミュニティを構築していく上で、

これまでの「あなた自身の体験」から、

あなたのコミュニティ創りにおける、「Concept」(新しい意味)を導き出すことができます。

また、コミュニティ構築個別相談会も実施しているので気軽に相談お待ちしています!

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