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テレワーク社員には、今まで以上に対話でケアを

オフィースで同じ空間の中で勤務していた時以上に緊密なコミュニケーションが必要

大きな経営課題にもなるであろう、テレワーク社員の精神的に働きやすい仕事環境の構築は、社員に対するケアを充実させることで、課題は解決できるはずです。


オフィースで同じ空間の中で勤務していた時以上に緊密なコミュニケーションが必要になります。


効果のあるケアをするためには、たとえば対話を定期的にしたり、定型的にしたり、対話を特別なことではなく、日常のことにすることが大事です。


大部分の企業では、従来、同じ職場で近くにいるから、いつでも声掛けできるからといった感覚から、評価を伝えたり、人事異動を伝えたり、何か問題があった時以外はあまり面と向かって一定の時間対話をするようなことはしてこなかったのではないでしょうか。


こういった会社の管理職にとっては、従来もしていなかったことをいきなりケアだ対話だと言われ、しかもそばにいないので電話やテレビ会議でバーチャルでそれをしなけくてはならないわけで、結構ハードルは高いでしょう。
やれと言われてすぐにできる管理職は少ないでしょう。

隣に座っている部下にもメールで指示を飛ばしていたような管理職にできるわけがありません。

それぞれの力量に任せておくだけではモチベーションや生産性は確保できず、企業レベルでは大きなマイナス要因になるでしょう。


テレワーク社員のケアは、同じ空間にいる社員のケアと基本は同じです。できるリーダーはすでにやっていることです。ただテレワークという環境で少しハードルが上がります。


社員のケアに必要なことは、


① ゴールとプロセスを明確にして共有する
② 方向性を維持するための定期的な確認をすること
③ 必要な情報を共有すること
④ サポートが必要な時にすぐに手を差し伸べられること
⑤ 体調やその日の気分などを確認すること
⑥ トラブルになりそうな状況(リスク)の早期発見と対応
⑦ やる気を保つこと
⑧ 孤独ではなくチームの一員であることを感じさせること
⑨ 成果を認めること
⑩ 仕事上の不安や不満を知り解決のサポートをすること
⑪ プライベートな状況についても知っておくこと
⑫ 今後の仕事、キャリアの希望や志向を知っておくこと


このケアの一つの方法として、1対1の対話 1ⅹ1(ワンオンワン)があります。これをバーチャル環境でも効果的に実行するかしないかでビジネスに大きな差ができてしまいます。


(つづく)

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