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東京都町田市内の給食の食器を洗っていた石けん。今年後半からは時々、塩素系の合成洗剤も使われるという小さな出来事。

東京都町田市をご存知ですか? 神奈川県町田市ともいわれていますが、市民もそれでもいいか……と思っているという話もある東京のはずれにある人口約44万人のそこそこ大きな街です。

この市内の小学校の給食の食器を洗う洗浄剤のお話。

「香害」についても、積極的に市民の取り組みに協力をしてくださっている町田市議・わたべ真実(まみ)さんから「町田市議会レポート」を送っていただいた。

昔昔、各地で水質汚染が広がり、これはいかん!ということで「石けん運動」が広がりました。1970年代のこと。

町田市でも、この「石けん運動」を受けて、水質汚染の元凶といわれた合成洗剤を追放!ということで、1980年から小学校の学校給食器もより環境への負荷が少ない石けんを使って以来40年に渡って続いてきました。

当時は、下水道の整備も不充分で廃水中の合成洗剤であちこちの川が泡だっていました。いまでは、目に見えるところでは、このような光景はありません。

40年間石けん洗浄は、子どもたちへの健康被害もなく、また水生生物への影響も問題を指摘されることもなく、続いてきたのです。

ところが、ここ数年、食器にデンプン汚れが残留するという指摘があり、問題として浮上したのです。そこで、学校給食問題協議会での協議を経て、今年度の後半から石けんに加えて以下の洗浄剤が使用されることになりました。

ひとつは、酵素入りの合成洗剤を月に2〜3回、そして、塩素系の合成洗剤を月に3回程度使用する。

昔、「石けん運動」をしていた市民と町田市が協働で実現した「全小学校石けん使用」。一部健康のお知らせは保護者にいったのでしょうか。

写真は、町田市薬師池公園の蓮の葉の水滴です。       P松田

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