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ソムリエ・ワインエキスパート試験【#4 試験勉強の流れ】アジャイル型
※この記事は「ワインチャンのワインラジオ」の台本です。「台本のみ」、「音声のみ」の内容もありますのでご了承ください。本編が気になる方は、ぜひstand.fmにて、下記ラジオをご清聴くださいませ。
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はじめに
こんにちは。ワインエキスパートのワインチャンです。
本日は「試験勉強の流れ」についてお伝えします。
【#2】試験合格というゴール(ビジョン)と【#3】試験の日程感とを踏まえて、限られた時間内でどのように勉強していくべきなのか、試験内容や出題傾向を交えてお話します。最後には、ワインスクールの勉強の流れと私個人の勉強方法を対比:完全にワインの知識がゼロの状態から、独学での一発合格、一次試験A判定での合格を目指しました。反省点などを含めて、アップデートします。その通りに勉強することが正解ということではありませんし、参考になる箇所があればいいなあ、という気持ちで聞いていただければと思います。
蛇足ではございますが、私、大学/大学院を首席で卒業させていただきました。「型にはまらない勉強方法」や「テストの点数のとり方」といった意味では、わずかながら実績とお役に立てるヒントはあるのではないかな、と考えています。
それでは、まずは一次試験の勉強量、ボリュームを把握していきましょう!
ソムリエ教本の内容
▼ソムリエ教本:ワイン概論、酒類飲料概論、日本に始まりフランスやイタリアなど国別の章(各国の地理や歴史、主なワイン産地、ブドウの品種、伝統的なお料理など)2021年度版の教本には26か国、チーズやテイスティング、ワインの購入・管理・販売、日本酒、焼酎など幅広いジャンルが掲載
(ラジオ配信順 予定)
ワイン概論
▼ 旧世界 OW(:Old World 主にヨーロッパ各国)フランス
イタリア
スペイン
ポルトガル
ドイツ
オーストリア
▼ 新世界 NW(:New World アメリカ・アジア・オセアニア)アメリカ
オーストラリア
ニュージーランド
チリ
アルゼンチン
南アフリカ
日本
△△ この辺りまでで一回復習します △△
▼ 配信順 未定酒類飲料概論
日本酒・焼酎
スイス
ルクセンブルク
ギリシャ
ハンガリー
スロヴェニア
クロアチア
ルーマニア
ブルガリア
モルドバ
ジョージア
英国
カナダ
ウルグアイ
チーズ
テイスティング
ワインの購入・保管・熟成・管理
ソムリエの職責とサービス実技
以上 計33章
出題傾向
一次試験120問中、章ごとの出題数は何問ずつ、と決まっているわけではなく、またCBT方式になってからは受ける方によって問題自体が異なります。一般的に、フランスやワイン概論といったボリュームのある単元からは多めに10問程度出題され、マイナーな単元たとえばモルドバやウルグアイといった国などの内容からも平均1問まんべんなく、出題されている印象です。
▼ 一次試験出題数の目安(2021年最新版) ▼
22'ソムリエ•WE試験
— だいすけ@ノムリエ (@daisukeNOM) January 1, 2022
さて、公約どおり……。僕自身と、同じ21年の受験仲間20人からのリサーチの平均値をとったデータです。本番では多少の差は出ますが、重要度で言えばこのとおりと考えてもらって間違い無いはず。ただしこの順に勉強するのが効果的なわけではないので、それは明日お教えします。 pic.twitter.com/cULHOAJl3k
だいすけ@ノムリエ さんのツイートも要チェックです!
単元ごとに重みづけが異なるという現状で、勉強する流れ、本ラジオで配信する内容としては、まずおさえておきたい重要な単元(1.~14. あたり)について、概略をお伝えしていきます。まずいきなり暗記を始めるのではなく、少しずつ、理解を深めていってほしいと思います。内容をある程度網羅したのちに、徐々に詳細まで深掘りしながら、復習もかねて、おさえておきたい同じ単元を何度か繰り返します。その後、マイナーな出題範囲についても視野を広げ、同じように繰り返しながら全体の理解を深めていくというような流れで配信していきたいと思います。
国としてはフランスから勉強を始めます。
ご存じフランスはワインの一大伝統国です、聞き馴染みのある産地やブドウがあり、ブドウの生育に関係する日照量や降水量といった気候や土壌の種類が多様です。また現在のEUワイン法のもととなるほど、厳格で完成されたワイン法が長い歴史をかけて作り上げられてきた背景なども含めて、ワイン生産国を勉強するにあたり最も基本的で、かつ最も重要な要素が網羅されています。まずフランスを勉強することで、他の国を勉強する際の理解も深めることができます。
独学とワインスクールの比較
さいごに、本ラジオ配信とワインスクールの勉強の流れとの比較・対比について。すべての勉強するコンテンツに対して同様のことがいえると思いますが、結論としてはどれが、どちらがいいというわけではなく、ぜひ、目的に応じて使い分けてほしいと思います。
私の進め方は設計開発手法でいうところの「アジャイル型」だとおもっています。
「ウォーターフォール型」ではなく「アジャイル型」です。これも全然難しいことを言いたいわけではなく、単にスピード感をもって何回も何回も繰り返しますよ~という勉強方法です。このアジャイル型は簡単に聞き流すことができる音声コンテンツと相性がいいと思っています。
一方、ワインスクールは「ウォーターフォール型」ですね。決められたカリキュラムに沿って一単元ごと、順を追ってしっかり勉強していく、繰り返しや後戻りはしないという対照的な方法かなと理解しています。ワインスクールを悪く言うつもりはありません!ただそのビジネスモデル上、きちんと予定された中できちんと決められたカリキュラムが順を追って遂行される、そうならざるを得ないわけです。
最初は、細かいところ抜きに全体像・概要をさらっと理解することができるつかむことができるのは、音声コンテンツのアジャイル型のメリットかと思いますので、ぜひ、ご自身のレベルや目標に対して適切な勉強方法を使い分けていただければと思います。
次回予告
次回は、一次試験の勉強に使用した書籍やコンテンツのご紹介と、私が考えるその効果的な使い方をお話ししていきたいと思います。
本日も何度も繰り返すこと、何度も繰り返し聞くことに重点を置きましたが、なぜかというと、ただの暗記ではなく理解をすることによって、自分なりにストーリーとして腹落ちさせて、徐々に覚えていくということを目指してほしいからです。正直、替え歌や、語呂合わせは私自身思い出すのがとても苦手なのでほとんど使用いたしません。もちろん、それも目的や好みに応じて使い分けていただければと思います。
それではこれからも、こつこつ一緒に頑張っていきましょう。
お疲れ様でした!
※この記事は「ワインチャンのワインラジオ」の台本です。「台本のみ」、「音声のみ」の内容もありますのでご了承ください。本編が気になる方は、ぜひstand.fmにて、下記ラジオをご清聴くださいませ。
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