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知らないとマズイ!?Brooklyn発Boot Camp Clikサウンドを確立させたDa Beatminerzの3選

90年代の黎明期を間違いなく支えたBoot Camp Clik。

そのB.C.C.サウンドを確立させたのは、Black MoonのEvil Deeと、その実兄であるMr. WaltによるプロデュースユニットのDa Beatminerz。

Mix TapeでEvil Dee is on the mix come on kick it!というフレーズが耳に残っている人も多いと思う。

そのDa Beatminerzのクラシックを3曲ご紹介します。

Boot Camp Clik

Boot Camp Clikは、

*Black Moon

*Smif-N-Wessun

*Heltah Skeltah

*Originoo Gunn Clappaz

などによって構成されているブルックリン発のクルー。

派手さはないけど、ビートは黒いです。

中でもBlack MoonのWho Got The PropsやBuck ’Em Down等のシングルカットされたビデオクリップはYo! MTV RAPSでヘビロテだった。

当時の僕たちは、YO! MTV RAPSで流れてくるビデオクリップを何度も見てファッション、ラッパーの動き、そしてNYの雰囲気を感じ取っていたのだ。

当時のNYサウンドを感じつつ、今聴いても全く色褪せていない3曲を紹介したい。

Torae 「New Day」

1曲目は2012年のToraeの「New Day」。

この曲は比較的新しいですが、これはシビれます。

Da Beatminerzの進化と本気を感じた会心の一撃。

Da Beatminerzの曲で一番好きです。

2012年はDr.Dreプロデュース、50CentやAliciaらも 参加した「New Day」という同名曲を発表したが、Da BeatminerzプロデュースによるToraeのNew Dayが圧倒的にイルでドープです。

DreのNew Dayもかっこいいのですが、飽きが来るので少しマス向けかなと感じる。

ホーンがループされる中毒性の高いこのビートは飽きが来ないのでクラシックと言えます。

約10秒ビートが消えて2分52秒あたりから入るキックは鳥肌が立ちます。

これを越すDa Beatminerzの曲は出てこないんじゃないかというくらいゴリゴリのNYサウンドです。

ToraeはブルックリンのMC。

New Dayは2011年に発売されたEP「Off The Record」に収録されています。

Da Beatminerzの他に9th WonderやMarco Poloなどが曲を提供しています。

Smif’-N-Wessun  「Hellucination」

1996年発表なので、25年前の曲となります。

Smif'-N-Wessunでこの曲を推す人はあまりいませんが、これは間違いなく彼らのNo.1。

1曲の長さが5分以上ある曲はしっかり作り込まれていないと逆に飽きられやすいという側面もあるため諸刃の剣と言えるが、この曲は5分という長さを全く感じさせないほどのクオリティに仕上がっている。

コアな層を唸らす5分以上のクラシックってMobb DeepのShook Ones, Pt. IIとこのHellucinationくらいじゃないだろうか。

哀愁漂うフルートにビートというシンプルながらも太くて黒い曲になっている。

Smif' -N-Wessunのファッションは僕たちのお手本だった。

ちなみにGeneral Steeleは昔のままで今もかっこいいです。

Smif'-N-Wessun  「Wrekonize」 

この曲は90年代のDa Beatminerzの決定版とも言えるブルックリン産のクラシック。

Remixは超鉄板のGrover Washington Jr.の「Just the Two of Us」をST Double ELEが担当。

Around the Wayの「Really Into You」と同じネタです。

Smif'-N-Wessunは1994年にMary J. Bligeの「I Love You」remixに参加し一気にスターダムにのし上がり、そして95年にアルバム「Dah Shinin’」を発表。

そのアルバムからシングルカットされたのがこのWrekonizeです。

この曲でヒップホップに興味を持ち始めた女性は多いです。

Da Beatminerzは他にもいい曲がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。





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