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学びの方法は一つではない

世間を騒がせている吉野家問題ですが、あの受講料には驚きました。

385,000円。
そりゃ、錚々たる顔ぶれの講師陣によるプログラムで早稲田大学の履修証明が取得できるとなると決して高くないと思える方もいるのでしょう。

気になって早稲田大学NEOの他の講座も見てみましたが、比較的バラエティに富んでいて、期間も費用も様々のようです。

ある程度経済的にも時間的にも余裕ができた人にとって、リカレント教育は人生の次のステージを構築するために多いに役立つし、とても興味があります。

ただ、自分だったらこんな体系的に学べる場よりも自分のペースで学びたいことを選びたいと思います。読書は自由に学べる方法の一つであり、かつ最強だと思うんですよね。
たとえそれが気まぐれで選んだ本であっても、脳内の神経ネットワークが一本繋がるような感覚を覚えます。すぐに役に立たなくても知識の厚み、複雑性が積み重なってゆくような感じです。

ここ数年、日本抗加齢医学会総会にオンラインで参加してシンポジウムや講演などを視聴してきました。今年ももちろん最新の話題を聴きたいので申し込みをしようとしましたが、ふと思い立って学会の会員になることにしました。
多くの会員の目的はそこで発表したり、資格認定を受けたりすることであるため、入会を躊躇っていたのです。

改めて規約を読んでみると、様々な職種の方が学べる場であり、学会誌を購読できることも魅力的です。
自分の立場で言えば、臨床の場に携わっているわけでもなく、専門性を極めたい研究者でもない、単に「知りたい」という気持ちだけ。
それでも、がっつりビジネススクールに行くのは違うし、これからも学びのベースは独学でいきたいので、読書に加えて学会からの刺激を享受したいと思いました。

最近は、動画配信でも外国語を学べたり、プログラミングを学べたり、何かを始める時のハードルが低くなっている気がします。
試してみて自分に合えば続けて、ステップアップする、この段取りこそが大事なのではないかと思ったりします。

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