【授業メモ②】建築学生の一週間
こんにちは。ジェームスです。
授業のメモを一週間まとめで書いていくのですが、あくまで自分用ですので適当に流し見してください。
建築計画
★建築プロセスと建築計画の関係
企画(発注者)
↓↓建築計画↓↓
基本設計、実施設計(設計者)
↓
施工(工事業者)
柱スパン
鉄筋コンクリート造では、柱寸法や梁成寸法を柱スパンの1/10とする。
★規模計画のプロセス
基準階面積値にレンタブル比を乗じる。
それによってトイレの必要数も分かる。
→男 大便器 1つ/60人、小便器 1つ/30人
女 1つ/20人
木質材料
★建築材料の歴史
建築とは生活するための空間。その空間を確保するためには、いろいろな部材を組み合わせ、組み立てていく必要がある。そこに使われる材料が『建築材料』。
・石器時代
横穴式住居、洞穴を開け、その空間を利用して生活。
”空間を組み立てること”が建築の定義とすれば横穴式住居は建築ではない。
・縄文、弥生時代
竪穴式住居、初めての建築。
建築材料は、身近にある自然な材料(木、草、竹、石など)。
・飛鳥、奈良~江戸時代
中国から日本に仏教建築が伝えられた。
建築材料は粘土瓦で、初めての人工材料。
自然な材料は相変わらず身近にある自然な材料が中心。
・明治時代以降
西洋の文化が導入された。
(石造、レンガ造、鉄筋コンクリート造、鋼構造など)
建築材料は、産業革命によってもたらされたセメント、鉄、ガラスなど。
これらの登場により建築物の構造、デザインに大きな影響を与えた。
・現代
科学技術の進歩により、特殊材料(自然にはなかったような建築材料)がっ製造された。
集成材、合板、繊維板、合金、プラスチック、塗料など。
★建築材料と規格
生産する上でも、使用する上でも、寸法、品質、等級などに分けて扱う必要があり、そのためにある基準、規格が必要になってくる。
これら4種類がある。
①日本産業規格(JIS)
主として工業製品。
セメント、コンクリート、ガラスなど。
②日本農林規格(JAS)
主として生物からとれる製品。
木材、集成材、合板など。
③日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS)
規格ではないが、建築をするための指標。
④国際標準化機構(ISO)
★建築材料の環境
・ライフサイクルコスト
建物を建てる際に建築費だけではなく、光熱費、解体処分費などを考える必要がある。
・ライフサイクルマネジメント
上記の事にプラスして、環境の事も考える。
★建築材料と性能
屋根材料:防水性、止水性など
外壁材料:防音性、断熱性など
窓材料:透過性、遮光性など
内部材料:感触性、不燃性など
≪悪い例≫
Grenfell Tower(グレンフェルタワー)
イギリス
24階建て、127戸数
↓
火災
↓
鎮火までに24時間もかかった。
原因は?
→外断熱工法に使われた断熱材が火熱に対する安全性基準に達していなかった。
材料の選定はすごく大事。
環境工学
伝熱。
まとめ
熱が高温の物質から低温の物質へ移動することを伝熱といい、温度差がないと熱の移動は行われない。
・伝達
物体の表面と液体(空気)の間で熱が移動すること。
・伝導
物体の内部で熱が移動すること。
伝達、伝導をあわせた熱の流れを熱貫流といい、「どれくらい熱を伝えるか」を示す指標を「熱貫流率(w/㎡.k)」という。
値が大きい方が熱が伝わりやすい。
熱貫流率と逆数の関係にあるものを熱貫流抵抗といい、熱の伝わりにくさを示す。
例えば、熱貫流の値が2.0であれば、逆数である熱貫流抵抗の値は0.5となる。
構造力学
力のつり合いの計算。
設計製図
線の種類
→実線、破線、一点鎖線がある。
実際に製図道具を使って、線の練習もかねて図面を描いた。
建築一般構造
★建築構造の分類
建築構造は、躯体や骨組みの形状により分類される。
・ラーメン構造
柱を鉛直方向、梁を水平方向に配置し、接合部を強く固めた構造。
建築物自体の重さや地震の揺れなどに耐える。
・ブレース構造
柱や梁などで構成された四角形の対角線上に部材を入れて、地震や暴風に耐えるようにした構造。
ラーメン構造やほかの構造と併用することが多い。
・壁式構造
板状の壁と床(スラブ)を箱形に組み、建築物とする構造。柱や梁は原則として使用しない。
集合住宅向きで、安藤忠雄も昔はよく使用していた構造。
・フラットスラブ構造
柱と床(スラブ)で躯体を構成する構造。梁がない分、内部空間を大きくできる。
地震がないところに使用されることが多い。
★建築物に働く力
建築物には荷重、外力と呼ばれる様々な力が作用する。
部材に生じる力(応力)
・軸方向力
→引張力
部材を両端で引っ張った時に生じる力
→圧縮力
部材の両端を押した時に生じる力
・せん断力
部材にずれを起こさせようとしたときに生じる力
・曲げモーメント
部材をわん曲させようとしたときに生じる力
★関連する法規と規準
建築基準法は、建築物を利用する人々や生命や健康および財産を守ることが目的。
これら法規や規準は最低限の決まりであり、余裕をもって規定を上回るように判断することが大事になってくる。
★木構造
長所
・木材は切欠きなどの加工性に優れ、取り付け作業がしやすい。
・木材は鋼材やコンクリートに比べ、軽量なわりに強度が高く柔軟さがある。
・木目が美しく、肌触りや香りがよい。
短所
・木材は燃えやすく延焼を受けやすいので、不燃材料などで被覆する必要がある。
・接合部が弱く、骨組みが変形しやすい。
・湿気による腐れや虫害を受けやすい。
おまけ(建築に関する映画)
・火天の城
・海辺の家
CAD情報
jwCADを使用し、各コマンドの使用方法を学んだ。
二週目終了。
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