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エガちゃんの芸人としての底力

江頭2:50が見せた芸人としての底力、というかこれは彼への営業妨害になるかもしれないが、「むしろ器用な芸人」としてのスキルについて。

画像引用元:ディズニーに呼び出された(2024年7月22日、エガちゃんねる YouTube)

最初にクレイジーコメディアンだと名乗った上で、あえてクソ失礼なことを言う。それに乗っかって不機嫌なリアクション(演技)をしてくれたライアンレイノルズを見て、そこからすっくと立ち上がりゴリゴリの土下座をするまでに掛かった時間は、わずか4秒。

このスピード感はシンプルに芸人のスキルとして凄い。

そしてレイノルズも「イッツOK」と慌てて返す。ここは本気だったのか、茶番のつもりだったのか、判別つかない。たぶんその両方だろう。

言葉は通じないが機転は利く者同士のガチのお笑い勝負。観ていてとても心地良い。

もう完全にめちゃイケと同じで楽しい。岡村と矢部もこんな掛け合いよくしてたもんなー。(笑)

そして、当然そのルールは破った。(笑)

私はたぶん台本だと思ってる(主催者側に事前告知してなかったらこの段階でセキュリティに制止されてるはず)けど、レイノルズとジャックマンの反応はガチっぽいので、彼らだけは知らない一種のドッキリ企画だったと思われる。やっぱりこういう人間の素が引き出される演出こそ面白いよねー。

こんなことを書くと興醒めだが、私はエガちゃんねるのデッドプール取材はほぼ台本通りなのだと思う。ガチで知らなかったのは俳優2人だけ。でも他のメディアへの面目もあるから、ディズニーからは厳重注意しましたという体裁にはしなくちゃね。まあ、プロレスだよ。でもそれで良いじゃないか。楽しいんだから。

https://note.com/james_miles_jp/n/n214169de5f4c

この反則行為をする直前に、江頭が二人のジョークを盛大にスルーする場面がある。

これは時間配分を考えて先を急いだからなんだよね。計算して動いてる江頭は、ディズニー側から指定された二つの質問(R指定公開をどう思うか;過去作品の予習は不要なのか)をスマートにこなして、次に二人がすぐに立ち上がらなかった場合も想定して時間に余裕を持たせて『取って入れて出す』に行こうとしている。撮れ高をはっきり認識しているからこそできる行動。不器用だけど段取りはしっかりしてるマジメ芸人=江頭秀晴。(裏笑)

視聴者にそう感じさせないように、江頭がポンコツだったように見せる藤野Dのテロップも技ありで凄い。

まあ本人たちからしたら、一番種明かしされたくないポイントかもしれないけど。(苦笑)

でも、そこが私がエガちゃんを好きな理由だから、許して欲しい。

(了)

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