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Episode1|桃鉄ドラフト会議に込めた想いの軌跡 ~Season1~

はじめに

みなさんこんにちは!ジピョンです。
桃鉄令和をこよなく愛し、これまで3年弱(2020年11月~)で数多くの桃鉄大会を企画・開催してきました。(ここ最近は桃鉄含めゲームから離れておりますが…)

今年11月に待望の新作である「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~ 」が発売されるということで、発売からもうすぐで3年になる「桃鉄令和」も1つの節目を迎える時期に差し掛かってきました。ゲームタイトルが変わるので、おそらく桃鉄令和が活況するのは残り数か月。今後は移行期間を経て、ブームは一定数桃鉄ワールドに流れていくことはまず確実でしょう。(その後、コロナ禍と時期が重なり追い風となった桃鉄令和並みに流行るかどうかは不明。初速は出るだろうけどその後はゲームバランス次第…でしょうか。)

桃鉄ワールドのメインビジュアル。11/16発売決定!

今回が私にとっての初noteです。投稿頻度はきまぐれにはなりますが、桃鉄令和を2年半ほど楽しみ尽くした(と自分では思っている。上には上がいるけど…)「桃鉄ガチ勢」として、「桃鉄を楽しむためのちょっと変わったエッセンス」の共有だったり、「桃鉄をもっと上手くなりたい!」と思っている方に向けた「強者の思考」の解説だったり。
後はオモテだとそんな発信しにくい桃鉄にまつわる「ウラ話」とか。
そんなXの140字ではまとまり切らないようなコンテンツを自分ならではの視点で自由に書いていこうかな、と。そんな位置づけです。

記念すべき?初回のテーマは「桃ドラ」です。
今の桃鉄界隈で最もホットなキーワードですね!
桃ドラの基礎を作り育ててきた者として、これまで何を大切にしてきたのか。その考え方の根本に触れつつ、絶賛開催中の桃ドラ3.5にエールを送りたいと思います。

1つにまとめると超大作になってしまいそうなので、エピソードごとに区切った連載企画にしていく予定。今回は「桃ドラ Season1」について触れていきます。

桃鉄ドラフト会議


メインテーマ:START-UP

 第1回の桃ドラは2022年のバレンタインデーに開催。総勢68名の桃鉄プレイヤーの参加となり、桃鉄令和の大会参加者数としては最も多い企画となりました。Season1のメインテーマは「START-UP」。着想はジピョンというアカウント名にもつながっている私が最も好きな韓国ドラマ「START-UP」から。主人公は起業を目指す若者たちなのですが、ゼロイチで夢を追いかける姿に胸が熱くなりました。ラブコメ要素もありますが、寝る間も惜しんでプロダクトを創っているシーンとか、スタートアップって感じで良いなと。後はジピョンの「報われなさ」は個人的に応援したくなる(笑)いろんな事情はあれど、脚本家頼むよ~といった感じで。

ジピョンイチオシの韓ドラ「START-UP」主演はペ・スジとナム・ジョヒョク。私が推しているのはジピョン役のキム・ソンホ。スジの出演ドラマ(バガボンド、ドリームハイなど)を観るキッカケにもなった作品。OSTに神曲が多い。ぜひ観てみてください!

スタートアップ: 夢の扉
競争の激しい韓国のハイテク業界で、夢をかなえるべくビジネスを立ち上げた若き起業家たち。成功もロマンスも、すべてを手に入れるには前進あるのみ。

https://www.netflix.com/jp/title/81290293

 余談が長くなりましたが、既存の桃鉄界隈の大会システムだったり、コミュニケーションの在り方だったりがこの桃ドラを経て少しでもアップデートされたらいいな。上手くいかない可能性とかリスクもあるけど、それ以上にこのイベントをカンフル剤として、界隈が長く発展していったらいいなという気持ちでした。(ドラフトという仕様にする以上、人間関係のトラブルや後に遺恨が残るような出来事が発生するリスクは織り込み済み。いつか触れようと思いますが、関係各所の一部の方に対しては明確に謝罪というか、感謝を伝えたいです。)私自身、特に大会運営にノウハウがあったわけではありませんが、「Big Pictures」を描きつつ、「桃ドラ」という船の船長として仲間探しの旅が始まりました。(想い先行で中身は後から何とかするスタイル)

きっかけは「ごちゃまぜ大運動会」と「ドラピョンリーグ」

 構想自体は2021年の下半期から実は進めていました。当時の桃鉄界隈は3年決戦はオープンチャットとTwitter(現:X)で募集、7年は5chの掲示板、8年は大百科掲示板と流派による「分断」が顕著。私も元々はオープンチャットを主戦場としていて、Twitterとのハイブリッドで研鑽に励む日々を送っていました。(大百科には結局足を踏み入れませんでしたね…。5chもレアキャラだったかなと思います)
 今となってはDiscordがコミュニケーションの核となっている界隈ですが、当時はVCに対する抵抗感が強いプレイヤーも多く、VCマッチ(雑談含め)はまだマイノリティだった記憶。そんな中で、桃鉄界隈の「真剣勝負×コミュニケーションの輪の拡大」を狙ったイベントを開催したいという気持ちが大きくなりました。
 キッカケは2021年の夏頃に開催した「桃鉄大運動会」。後で振り返ると、ルール設計の観点で至らない点が多く、その点ではとても後悔している企画なんですが、「チーム戦」の概念を桃鉄令和で導入した最初の主要大会だと思っており、この大運動会の教訓を経て、桃ドラが誕生したといっても過言ではないレベルで思い出に残っているイベントです。今まで話したことがなかった方とVCで考えを共有しながら戦う経験は、桃鉄の新しい楽しみ方を提示してくれました。ペアの方と3年間ずっと牛にされ続けた回もありましたが、それも今となっては良い思い出に変わっています。(当時は殺伐とした雰囲気になり何度キレかけたことか…)

さえチームvsかぴチームの2チームによる団体戦。毎回2対2のペア戦でした。
大運動会最終結果。ペア戦における「縛り」が確立していなかった時代。
ペア戦縛りなしで大荒れ&ワンサイドゲームが頻発する結果に。
7年ペア戦は6時間ゲームとかもあったり…(恐怖)

また、2021年下半期に新しいルールを作って桃鉄界隈という「市場」に受け入れられるかのテスト(PMFを確認してから桃ドラに踏み切りたかった)を行い、桃ドラ開催の試金石となる「ドラピョンリーグ」を開催しました。今ではドラピョン(Dora×Jipyeong)の頭文字を取って界隈では「DP」として広く浸透しているルールですね。元はジピョンルールとして募集をしていましたが、そこにミカエル捨てのインスピレーションをDoraさんに頂いて確立したルールです。「お殿様カード」の調整をするかは割と悩んだんですが、一旦今のバランスで落ち着いています。個人的にはバランスの取れた好感触を持っているルール。

ドラピョンリーグ。別称DPL48。初代センターの座はシャカギさん!
コーンポタージュ1ケースを優勝賞品としてお贈りしました。

監督戦が巻き起こすドラマ

桃ドラってドラフト会議の「指名」には当然注目が集まるんですが、大会期間中の「監督戦」は監督どうしの思いのぶつかり合いって感じで、多くのドラマが生まれるんです。日本シリーズ進出をかけて、チームの命運を背負って闘い抜く姿には、応援しているチームメンバーも心を打たれました。

多くは語りませんが、試合開始冒頭と終了後の各監督のメッセージは必見。

おわりに ~桃ドラ1が残した財産と反省~

財産

  1. チームで同じ目標に向かって走る喜びを桃鉄で体現できることを証明できたこと

  2. 桃鉄界隈の交流の幅が大きく広がったこと

  3. 自分が主催者となって桃鉄の大会を開きたい方の門戸が開かれたこと

1. チームで同じ目標に向かって走る喜びを桃鉄で体現できることを証明できたこと

これは何といっても「桃ドラ」の醍醐味であり、チーム戦の価値だと思っています。桃ドラSeason1は8チームの開催でしたが、どの監督も堂々と自分色のチームを創り上げてくださいました。チームメンバーの勝敗に自分のこと以上に一喜一憂し、感動し、涙する。そんな数々のドラマが各チームで誕生していたことが桃ドラを企画した者として何よりの喜びであり、モチベーションでした。

2. 桃鉄界隈の交流の幅が大きく広がったこと

DiscordでのチームVCやチーム練が活発に行われ、これまでにないコミュニケーションがいくつも生まれました。それはとても嬉しく、桃ドラが閉会した後もこの大会を通して繋がった縁が結ばれ、発展していったことが何よりの財産だと感じています。

3. 自分が主催者となって桃鉄の大会を開きたい方の門戸が開かれたこと

3つ目に、大会運営を志す方にとっての道しるべになったのではないかと思います。3年、長期に関わらず、自己実現の1つの方法として数多くの大会主催者が誕生し、新しいアイデアの詰まった大会が数多く企画されました。それが今の桃鉄界隈を形成していると思います。

反省

  1. 団体戦特有の重圧により傷ついてしまった方を運営として救えなかったこと

  2. 人間関係のトラブルの解決のため、運営メンバーに負担をかけてしまったこと

 桃ドラ1を総括すると、良い思い出がフォーカスされることが多いものの、「運営としてまだまだだったな、もっと別の選択があったのではないかと思う瞬間」もあります。桃鉄はゲームであり、当然そのゲームに臨む心持ちは千差万別。その強度には差があります。私を含め、その前提に立って「広く価値観を受け容れ、柔軟に大会運営が出来ていたか」と言われると、幾ばくか自身の当たり前の押し付けをしてしまった部分があると反省しています。
 もう1点は、運営メンバーとして協力してくれた、付いてきてくれたメンバーに対するメッセージです。中立・公正が大会運営の根幹となることが基本ですが、私が本当に大切にするべきは同じ船に乗ってくれた「桃ドラ運営チーム」であり、「目の前のメンバーの幸せの崩壊、歪み」を脇に置いて大会の成功はないということを感じていました。私が矢面には立ったものの、メンバーには多くの苦労をかけたと思っています。それにも関わらず次回作となる桃ドラSeason2含め、その他の場面でも多くの力を貸してくれたことには感謝しかありません。(その話はまた後日)

この桃ドラで感じた財産と反省が、後のジピョンの大会運営の骨格を固めることとなりました。失敗が人を強くする。ひとまわり大きく成長できた桃ドラ Season1だったなと思います。

 一本勝負で「桃ドラ1~もしドラ」までまとめようとしましたが、4000字を超えてしまいました…ので分割します(笑)
「桃鉄ドラフト3.5」、無事開幕しましたね!前夜祭はじょー監督率いる「AHO」が1ポイント獲得したとか。今回は運営には携わっていませんが、「桃ドラファン」として、引き続き応援していきたいなと思います。それぞれの内部事情の詳細は分かりませんが、きっとどのチームも盛り上がっているのではないかなと。「☆オイスターズ☆」のStable Diffusion?を用いたAIイラストは圧巻のクオリティですね。開幕戦のカードがどうなるのか、非常に期待しております。ふぁいてぃん!!

ルドルフ監督率いる☆オイスターズ☆。華があるチームイラスト!
桃ドラ1の各チームの指名結果。改めて見ると色んな想いがよみがえるよね。

Episode2に続く。

Jipyoeng

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後も桃鉄を中心に書き綴っていく予定ですので、
ぜひまた遊びに来てくださいね!ではまた!

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