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駆け込みキッチン

パソコンの前からするすると抜け出し、台所へ。
冷蔵庫を開け、あるものをチェックする。

この間買ってきた鶏肉があるが、今日はこれから切るのは面倒。
ほかに、ほどいいものがないだろうか。

餃子をつくったときのタネ(ひき肉にみじん切りのニラ、ニンニク生姜)が冷凍されていた。これは使えそう。
野菜室の奥に、春巻きの皮の残りがあったはずだ。

どれどれ……。野菜室を見渡し、新じゃが、ほうれん草とブロッコリーも取り出す。あと、しなびたキャベツも(ごめんよ。しなびても美味しいのを知っているからね)。

油揚げ1枚はすでに自然解凍済み。これとキャベツでみそ汁をつくろう。
油揚げを冷凍したのは初めてだったので、古い油の香りがしたら嫌だな。魚焼きグリルでちょっと焼いてから入れてみよう。

さっきTシャツを漂白するために使った大きな鍋が出しっぱなしだ(煮洗いした)。これで、ほうれん草とブロッコリーを茹でよう。

餃子の残ったタネを、春巻きの皮でまく。食感をすこし変えたいな。プチトマトもあったはず。小さめに切って春巻きの中へ。
春巻きの皮がカピカピで、はがれない。思ったより数ができないぞ(ちぎれなかった春巻の皮はとっておいて、今度パリパリに揚げてサラダにでも混ぜよう)。
では、新じゃがさんに選手交代。スライサーでスライスして、フライパンへ。塩を少々ふり、そのうえにタネを置いて焼色がつくまでじっくりと焼く。

昨日、飲み会から持って帰ってきたキスの天ぷらと、細巻きもあったんだった。キスの天ぷらは魚焼きグリルで2分くらい焼いたらサクフワ食感がよみがえる。

……けっこう、ごちそうになったな。
〆切が差しせまっているほど、台所に立つ時間が長いのはなぜでしょう。

いただきます。

お献立
・しなびてたキャベツと焼いた油揚げのみそ汁
・ブロッコリーの茹でたん(マヨネーズと大葉胡椒)
・春巻きに入らなかったトマト沿え
・餃子のタネが春巻きに包まれて
・餃子のタネがスライス新じゃがに抱きとめられて
・深夜の寿司屋から持って帰ってきたキスの天ぷらと細巻き(ひとかけらのガリ付き)
・ほうれん草のおひたし、どっさり鰹節
・冷凍ご飯をチンして茶碗にひっくり返しただけの玄米

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