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長い1週間

この1週間、ひどい風邪をひき臥せっていました。
ずっと前から楽しみにしていた島根県の石見(いわみ)地域への出張。フリーランス人生で初めて飛ばしてしまい、身も心もだいぶしょんぼり……。
実家で療養させてもらっている間、わたしをささえてくれたものたちを紹介します。

・勇敢な妹による運転
ギリギリまで出張に行くつもりだった。準備をして羽田空港までトランクをひっぱっていったが、残念ながら体調が悪化。
帰国中の下の妹(普段はカナダで暮らしている)が「空港までクルマで迎えに行ってあげる」と、熊谷から来てくれた。クルマの中ですぐに横になれたし、おにぎりをお腹に入れることができた。

・「都市を歩くように――フラン・レボウィッツの視点」
ネットフリックスで見つけたドキュメンタリー。作家で批評家のフラン・レボウィッツの早口で主張する言葉が痛快。ベッドに入っている間に何度も見直した。彼女の本も読んでみたい。

・抱き人形
ある日実家に帰るとベッドの中に、存在感のある人形が。母いわく、抱きまくらだと言う。「フニオ」という名の白い大きな雪男みたいな抱きまくらに身を寄せる。腕を首に回してもらうと、とっても安心する。かと思うと、スマホで動画を観るときは頭をつぶされたり、どいてと邪険にされるフニオ。理不尽をどうか許してね。

・柿
いつも以上に果物がほしくなった。実家の果物かごに一つだけ入っていた柿の、皮を向いてまるごとかぶりつく。はれた喉に甘いエキスがやさしくあたり心地よかった。皮を向くことが億劫でなかったから、すこし回復してきた証拠だ。

寒暖差激しい今日このごろですが、みなさんもどうぞ体調にはお気をつけて。

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