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深海生物の中でタカアシガニやダイオウグソクムシといった甲殻類や水分が多い魚類を水族館に運ぶ際、水圧の影響を受けにくいのは何故なのでしょうか?

(質問の続き)
リュウグウノツカイやシーラカンスといったいわゆる深海魚らしい魚を水族館で展示するためには、以下の2つの方法しかないのでしょうか?
①生きた状態で地上に運び死ぬ前に受精卵を保管し、孵った稚魚?を低水圧で飼育して水族館の水槽の水圧に耐えれるようにする。
②水圧をゆっくりさげられるような装置(ディープ アクアリウムなど)に深海魚を入れ、ゆっくり時間をかけながら地上へ運び、慣らしてから水族館の水槽で泳がせる。
また、ディープ アクアリウムは今後使用する予定はありますか?
最後に、上記の①,②のようなことが出来るようになるのはいつ頃だと思いますか?

永美奈さん(高校2年生)からの質問
(回答者:高知コア研究所 高橋)

お問い合わせありがとうございます。
残念ながら当研究所には深海魚展示の専門家がおらず、責任のある回答ができません。ごめんなさい!! 少し調べてみたところ、沼津港深海水族館 という深海魚をテーマにした水族館があるようです。

【沼津港深海水族館】

また、深海魚を水族館に連れてくる方法や、飼育の工夫などが書かれているサイトを見つけたので、参考までにお知らせしますね。

【るるぶKids 「教えて深海水族館の飼育員さん! 深海魚&深海生物10のギモンQ&A」】

生きたリュウグウノツカイやシーラカンスを展示している水族館は日本には無いようですが、色々な工夫をして深海の生物を水族館に運んでいるのですね。

JAMSTEC BASE 深海の頂点捕食者”ヨコヅナイワシ”撮影秘話! 

いただいた質問の回答からは少しそれてしまいますが、JAMSTECでは2000mを超える深い海にすむ「ヨコヅナイワシ」という深海魚の撮影に成功しています。普段目にすることの無い深海の様子を是非見てみてくださいね!