食べるのが下手というよりは
私はどうにも食べるのがヘタクソである。
よくこぼし、よく落とす。
醤油のニオイが染み付いてむせたり、一番楽しみにしていたケーキのいちごを落とす。
床に落とした食べ物だったものを拾おうとして、みつけて拾い頭を上げてテーブルにぶつける。
子供のときはおはじきを口の中に入れて遊んで、うっかり飲み込んだ事もあるらしい。そもそも食べ物ですらない。
そんな私以上に下手な人物が身近に出現した。
夫氏である。
落としてもキニシナイ。
服に染みになっていてもキニシナイ。
気づかない。
そもそも気づかない。
食べることだけならまだいい。
どこで脚をぶつけたのかよくアザができている。これは私も人のこと言えないけれども。
よく生きてきたね君。
共同生活を始める前は気づかなかった、ほんの少し人よりドジな部分。
お互い様で程度の差しかないので怒る気にもなれないが、こんな二人で生きていけるんだろうかと時々心配になる。たぶんあちらさんも同じことを思っているのかも知れないが、少なくとも社会的サバイバル能力は私のほうが高い。と思いたい。
破れ鍋に閉じ蓋とはこういうのを言うのだろうか。
でも、どっちも底抜けの鍋の場合どうしたら良いのだろうね?
間違いなく一つ言えるのは、お互い様を選んだ時点で底抜けにドジってことだろうなぁ。
ドジってよりは物凄くお互いに悪食なんだろう。
ほら、食べるのがヘタクソ同士だからね。
何やらサポートをすると私の体重が増える仕組みになっているようです