三宅真太郎〈気象予報士〉

気象予報士。予報業務はしておりません。試験全般の話題を中心に書いていきます。予報士試験…

三宅真太郎〈気象予報士〉

気象予報士。予報業務はしておりません。試験全般の話題を中心に書いていきます。予報士試験には第54回で合格。勉強期間は4年、受験回数は6回。失敗談を生かした話を中心にお伝えします。

最近の記事

第56回気象予報士試験を受ける決心をした方へ

 2021年3月12日(金)に第55回試験の合格発表がありました。2616人が受験して合格したのは146人。2470人が多かれ少なかれ悔しい思いをしました。あちらこちらで言われていることですが、冬の試験後は勉強を続けてきた方にとってリベンジがしやすい試験です。なぜなら、例年通りの日程ならば、8月の試験までまだ5カ月くらいあるからです。夏の試験の後よりも時間がたくさん残されています。これまでの勉強の蓄積がある方は、時間にある程度の余裕を持って、さらに知識を積み上げることができる

    • 気象予報士試験・終了後の40日間をどう過ごすか問題

       第55回気象予報士試験、受験おつかれさまでした。私は54回試験で合格するまで計6回受けました。自分の中では「受かるまで続ける」つもりでしたので、毎回、試験が終わっても完全な開放感を味わうことはできませんでした。嫌なことを書きます。今回の第55回試験が終わった瞬間には、第56回試験へのカウントダウンが始まるんですもんね。そう考えると休んでいる暇はないのかなと思うことが多かったです。これって資格試験と、高校・大学受験との差ですよね。諦めない限り続けられるし、よほどの理由がない限

      • 第55回気象予報士試験・出題テーマになりそうな最近の話題3つ

         気象業界もご多分に漏れず、目まぐるしい速度で進化していきます。特に数値予報の技術や防災気象情報については、ぼーっとしてると「ポカーン」になりかねません。資格を取得してからも、勉強会に参加したり、本を読みあさったり受験時代以上に勉強を続けていくべきだと思ってます。  気象予報士試験でも、毎回のように昨今の情勢を反映した新しい話題が出題されます。書店で売られている参考書や問題集には最新の話題は載っていません。過去問演習を徹底的にやった人ほど「うわっ、初めてみた」と焦りがちです

        • 気象予報士試験の直前!できること3つ

           第55回試験の本番、1月31日(日)まで残すところ数日となりました。私は試験を計6回受けましたが、合格に至った6回目の試験を受けた時が一番緊張しました。4年余り、ひたすら勉強を続けてきたからこそ、費やした努力への思いが張り詰めた気持ちにつながったのかもしれません。今回は、私が本番直前にやったことの中から、残り数日で実践できることを3つ紹介したいと思います。6回の受験を経てたどりついた3つです。これから試験に望まれる方の参考になれば幸いです。 1.絶対に忘れたくないことを紙

        第56回気象予報士試験を受ける決心をした方へ

          気象予報士試験合格まで-なぜ4年もかかったのか?反省を踏まえたノウハウ

          1.はじめに・性別⇒男 ・年齢⇒30代 ・職業⇒会社員 ・大学⇒私立理工学部(但し生物系) 受験回数は計6回。平成29年頃から約4年間勉強を続け、令和2年8月の第54回試験で合格しました。この間、小遣いを捻出しながら、有名どころの参考書を買い揃え、大手の通信教育を受講し、インターネット受講ができる個人塾を受講しました。 プライベートでは、転職、引っ越し、子供の誕生などイベントが続き、時間が充分に取れない中、勉強時間の捻出、勉強方法の工夫を重ねました。その結果、6回目でやっ

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          気象予報士試験合格まで-なぜ4年もかかったのか?反省を踏…