気象予報士試験・終了後の40日間をどう過ごすか問題
第55回気象予報士試験、受験おつかれさまでした。私は54回試験で合格するまで計6回受けました。自分の中では「受かるまで続ける」つもりでしたので、毎回、試験が終わっても完全な開放感を味わうことはできませんでした。嫌なことを書きます。今回の第55回試験が終わった瞬間には、第56回試験へのカウントダウンが始まるんですもんね。そう考えると休んでいる暇はないのかなと思うことが多かったです。これって資格試験と、高校・大学受験との差ですよね。諦めない限り続けられるし、よほどの理由がない限り諦める踏ん切りもつかない。
自分の中で毎回決まりごとがありました。試験が終わってから10日間は、なんも勉強せず、自分の好きなことをやる。休日は家族と思い切り遊んで、夜は毎日海外ドラマを見て夜更かししてました。11日目からは、ゆる〜く勉強を再開し、ドキドキしながら発表の日を待つ。
ということで、今回は、気象予報士試験終了後の40日間をどう過ごすか問題について書いていきたいと思います。気象業務支援センターによると、今回の試験の合格発表は「3月12日(金)」です。合格するまで続ける気がある人は、この40日間をどう過ごすべきか。読んで参考にしていただき、自分なりのプランを考えていただければ幸いです。
1.学科試験の解答速報
学科試験は解答速報が出たらすぐ答え合わせをしましょう。実技とは違って部分点などで迷うこともないですし、採点は簡単です。合格点も基本的には「10/15」か「11/15」のどちらかですよね。合格か不合格かだいたいわかります。次の試験でも一般や専門の勉強を続けなければならないのか、実技に集中できるのか、これは早いうちに固めておきたいですよね。
学科試験の解答速報は、例年通りならば「藤田塾」や「クリア」が試験終了後数日で発表してくれます。また、気象業務支援センターも終了後、10日くらいで正式な解答例を発表してくれるので、試験終了から10日後くらいには次の戦略が固まると思います。ちなみに、私が10日間は何もしないで遊ぶと決めていたのは、このあたりが理由です。
2.実技の解答を再現するべきか否か
まずはじめに。私は、実技の解答再現は一度もやりませんでした。理由は単純です。合格点の7割に達していないという現実と向き合うのが嫌だったからです。笑 でもこれはよくない判断だったと反省しております。
覚悟ができるなら、さっさと解答を再現して、答え合わせをした方がいいと思います。理由は、第55回試験が終わった瞬間に、第56回試験へのカウントダウンが始まっているからです。例年通りならば、第56回試験は今年の8月の後半に行われることでしょう。冬試験→夏試験の間は約7カ月です。このうちの40日でできることは果てしないですよね。第55回の試験日から40日前は、12月20日くらいです。振り返ってみて、この40日でかなり多くのことが学べたのではないでしょうか。
実は、自分の第54回試験での合格が分かった後、もう一度問題を解いて解答を再現してみました。自己採点してみると、なんと8割以上取れていた…!試験直後は、間違えた問題ばかりが気になって7割に到達していないんじゃないかと弱気になっていましたが。杞憂だったんですねえ。私は、受かってるのか?受かってないのか?フワフワしながら、試験後の40日間を過ごしていました。フワフワしてソワソワして、勉強が手に付かない。結果として合格できたのでよかったですが、不合格だった場合、この40日間の過ごし方はすごくもったいなかったなと思います。
実技は部分点もありますし、模範解答とは違っていても主旨が同じであれば正解になることも多々あります。なので、正確な点数が出せないことから、解答を再現したとしても参考程度にしかならないというのも事実です。まあでも大体何割くらい…というのは、長く勉強されてきた方なら出せると思います。大体7割だった時は辛いですね。笑 ただし、もう一度繰り返します。私は、実技の解答再現は一度もやりませんでした。理由は単純です。合格点の7割に達していないという現実と向き合うのが嫌だったからです。
3.合格発表の日まで何をしたか
私はフワフワしながら合格発表の日まで過ごしたわけですが、本格的に勉強をしている時期にはできなかったことを中心に進めていました。例えば、一般気象学や、各種参考書をまたイチから丁寧に読むとか、前回試験で合格して遠ざかっていた科目の問題をもう一度解いてみるとか、気象庁のHPを丁寧にみるとか、そんな感じです。
甘えていると言われるのを覚悟で書きますが、やっぱり結果が出るまでは合格を信じたいですよね。だから、勉強にも身が入りません。これは仕方がないことだと思ってます。私の知人は、40日間はいっさい勉強をせず、合格発表の日からアクセルを入れると決めていました。中途半端にやるくらいなら、それも全然アリですよね。ただ、合格率が5%の試験であることを考えれば、どんなに自信があっても不合格になることは想定して過ごすべきだと思います。自分なりに何をするのか、もしくはしないのか、きちんと決めておくだけでも不合格になったときに、次に向けての気持ちの切り替えが上手くいくんじゃないかなと思ってます。
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