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英検3級からTOEIC990点への道 その二

「継続は力なり」も本当だった

もう一つ自分が信じてやってきたのがコレで、とにかく「焦らずに長く」英語に触れ続ける事で徐々にレベルアップしてきました。

990点を取れたとはいえ、英語を習い始めたのが中学一年からなので、実際には30年以上かかった事になります…(ひどい)
真面目に英語を勉強し始めたのは社会人になってからというものの、それでも20年以上経っています。
自分は天才でもなく記憶力が抜群に良い訳でもないのですが、外国の人たちと話をしたり海外旅行や出張するのが好きだったので、あまり意識せずに英語に触れ続けていたのはかえって良かったのかも知れません。

ちなみに私が社会に出てから使った教材はNHKの「基礎英語2」と「ワールドビジネス英語(こんなタイトルだったと思います)」だけで、それ以外には英会話学校に行った事もなく、英単語を暗記するような学習方法を試した事もありませんし、「英語がすごく早く身につく!」とか「あなたも簡単にネイティブ並みになれる!」といった類の教材や本を買ったこともありません。
ただ、分からない英単語をすぐ調べられるようにスマホには英和辞典のアプリを入れていて、なるべくその場で知らない単語や表現を調べることは今でもやっています。

人によって物事を学び取るスピードは違うので、とにかく焦らずにインプットを続けることが大事だと思いますし、何かの拍子にグッと伸びる時があるので、無理に詰め込まずにじっくり続けてみることをお勧めします。

もちろん試験があったり留学や昇進のために勉強しないといけないタイミングはあると思うのですが、そういった受験対策と生涯学習としての英語は分けて考えてもいいのではないでしょうか。

一応の証拠…

2017年にアメリカで受けたテスト結果

TOEICにはいくつか種類がありますが、私が受けたのはリスニングとリーディングのみのTOEIC testです。990点がMaxなんですが、見ても分かる通り私は全問正解だった訳ではありません。(TOEICは全問正解しなくても満点がつく不思議なシステムです)
私がTOEICを受けた理由は自分の英語力の「定点確認」が目的で、数年おきにテストを受けていましたが、良い点数を取るための事前勉強(単語の暗記など)はせずに受けるようにしてきました。
そうすることであまり肩ひじを張らずにテストに臨めますし、本当の実力を知って改善していく方が自分のためになると思います。

コツみたいなもの?

あくまで私の勝手な自己流の紹介ですが、最初は意味が分からなくても映画やドラマを見る時に英語字幕にしたり、好きな洋楽の歌詞を読んで意味を調べてみることをお勧めします。全ての意味が理解できなくてもいいし(未だに私も全部が理解できる訳ではありません)、ただ流していているだけでも何となくですが表現が頭に入ってくるようになると思います。
特にコメディ系やアクション系のドラマや映画は筋立てが単純なので細かい英語が分からなくても苦にならないですし、音楽だとジャズのボーカルや古いポップス(例えばカーペンターズとか!)なども音をはっきり発音してくれるので聴きやすいと思います。
そのうちによく使われる表現が何となくわかってきたり、どういった場面でどういう言葉が使われているかという、会話をする際にとても重要になるポイントが何となく見えてくることがあります。

ちょっと調べてみたのですが、ネイティブの人たちは日常の英会話で2万~3.5万語を使っていて、外国人の学生レベルだと2500~9000語ぐらい使うそうです。
しかし、旅行や簡単な用事であれば1000~5000語もあれば意思を伝えることができるそうなので、まずはそこから始めて徐々にボキャブラリーを増やしていけばいいんと思います。

生きた英語を身につけるには

外国語でのコミュニケーションで重要なのは、いわゆる「単語力」ではなく、少なくても良いので自分が使える単語をうまく組み合わせて意思を伝えることなので、やみくもに単語帳を開いて暗記しても実生活ではうまく使えなかったり、適切な表現にならないケースがあります。

「使える英語のボキャブラリー」を増やすには「生きた英語のインプット」が何より重要なので、映画や音楽だけでなく本やインターネットなどからも色々な文章や表現に触れてみてください。
一括で翻訳するのではなく、分からない単語だけを辞書アプリで調べてみることで、その単語の意味と活用、例文などを学ぶことができます。
その単語をノートにメモすると更に良いと思いますが、メモを常に取れるわけではないので、私は何回でも同じ単語を調べるといつの間にか頭に入ってしまうという「なし崩し記憶法(自己流)」でやっています。
実はこの方法は意外と良いのではないかと思うのは、何度も同じ単語を調べるということは、その単語が頻繁に登場するという意味なので、反復することで身についてくるのではないでしょうか。
逆にめったに出ない単語は自然に忘れてしまってもいいんじゃないかと思います。そうしないと年齢と共に脳のメモリーが足りなくなるので!

次回以降は過去の記憶を思い起こしながら、失敗談や成功談などを共有したいと思います。

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