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英検3級からTOEIC990点への道 その五

少し前にサンフランシスコに移住したのですが、いきなりコロナに罹ってしまい、そのあと更に風邪も引いてしまうというダブルパンチでしばらく投稿できませんでしたが、そろそろまたマイペースで再開したいと思います。

発音は気にするな

日本人の人が「俺って(わたしって)英語できないから…」という人でも、読み書きができる人は結構いると思います。むしろ単語や文法では私よりずっとよく知っている人でも「英語が苦手、自信がない」と言われます。
なぜかというと、やはりリスニングとスピーキングが苦手なのに尽きるんだと思います。
例えば海外旅行や出張に行っても、必ず相手が何を言っているのかを「理解」して、それに対して「答える」必要があります。読み書きより会話力の方が圧倒的に必要とされる訳ですが、これが苦手な人がとても多いのです。

私は英会話学校に通ったことはなく、時間はかかったものの、自分なりのやり方で克服していくことができました。そのやり方を少しご紹介したいと思います。

特に日本人が英語を話すのを恥ずかしがる原因は「発音」でしょう。

発音がネイティブのように綺麗にできないことが恥ずかしいという気持ちがあるので声を張らずに話してしまい、それが逆効果になって相手が理解できず、そうなるともうパニックになって諦めてしまうケースが多い気がします。
ちなみにアメリカ人はかなり声を張り上げて喋るのが普通なので、日本人が普通に会話するボリュームだと相手が聞き取れないケースがとても多いです。
イメージ的には居酒屋などで会話するぐらいのボリュームで普段の会話をするとちょうど良いと思います。

そして相手が聞き取れなくても、辛抱強く相手に理解してもらえるように色々工夫してトライしましょう。その多くは発音そのものより、アクセントなどのイントネーションが原因だったり、そもそも単語が和製英語で通じないケースもあるので、話し方を少し変えると通じます。

先日私も実体験としてあったのですが、何か流行っている物について会話していた時に「Is there such a trend in the US?」と聞いたら理解してもらえませんでした…「Trend」という単語が問題だったのですが、「Ah, you are asking if it's popular here in the US…!」と分かってもらえました。
「Trend」は為替や何かの傾向を表す時にはよく使うのですが、流行についてはFamous, Popular, Hotなどと言っている場合が多い気がします。

ちなみに「Boom」という単語もあまり使っているのを聞いたことがないので、「My boom」と言っても通じない気がします。
何かにハマっていると言いたい時は「I really like doing xxx 」で十分通じますし「I'm into xxx」やとか言うのもあると思います。

コツとしては、あまりネイティブが使うかっちょいい言い回しはせず、基本的な単語を駆使することだと思います。
なぜなら、他の文章がそうでもないのに一部の言い回しだけネイティブみたいになると、違和感が凄いからです。

また、アメリカであっても世界各国から来ている訳で、英語のネイティブスピーカーが使う言い回しを知らない人も多いのです。
英語ネイティブのアメリカ人に「Snooty(ツンツンしている鼻にかかった態度の表現)」「Up to snuff(まずまずのレベル)」などの英語を教えてもらったのですが、使ってみると英語ネイティブ以外の人には通じませんでした…

カリフォルニアにはとにかくラテン系や中華系、インド系の人が多いのですが、みんなそれぞれ個性的な発音で喋っていて、発音の悪さを気にする人はいません。
特にインド人の英語はかなりクセが強くて早口で聞き取りづらいのですが、英語ネイティブの白人はちゃんと聞き取っています。
(インド人はネイティブ並みに英語ができると思いがちですが、121の言語があって公用語だけで22もあるので、英語は彼らにとっても外国語です)

とにかく発音を気にするより、声を張って、通じやすい単語の選択とイントネーションに気を付けながらトライ&エラー(ちなみにこの単語は通じます)で実践的な英語を身に着けて行きましょう。

サンフランシスコのチャイナタウン 英語が喋れない人も多いそうです


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