校務分掌の配置で管理職の実力が見える!上手い配置の方法とは

弱肉教職の著者X(えっくす)です。
毎日、忖度色が濃くて保守的な都道府県の公立学校で教員をしています。

忖度にめげずに質の高い教育者を目指すべく、日々研鑽に励んでいます。

もしかしたら、忖度や理不尽さを感じるのは自分だけではないかもしれないと思い、どういったところが忖度と感じるのか、どういったところに理不尽さを感じるのかを正直に綴ろうと思いました。

秘密の情報もあるため、限定公開として代金をいただいておりますが、弁護士の先生のご指導の下、お支払いいただいた代金はマネジメント会社が運営費用として管理しており、私は報酬をいただかない形をとらせていただきますので、ご理解ください。

購入された方のお役に立てれば幸いです。


定期異動の発表がなされると、次は、管理職が校内人事に頭を悩ませる時期になります。

重要なポストへの配置においては、事前に、教員へ打診をする管理職もいれば、打診をせずにいきなり発表をする管理職もいます。

また、担任の配置においてもそうです。

ここは管理職の腕の見せ所です。

お見事、という配置をする管理職もいる一方、打診もせず(あるいは下手くそ)で、配置も教員から批判されまくる管理職もいます。

私の学校では今回、例年より打診も遅ければ発表も遅く、配置も不評という散々なものでした。

夕方発表したのですが、思うところがある教員が何人も管理職に詰め寄りました。

不満を持つ教員から話かけられ、私もその雑談に巻き込まれました。

そんなわけで、春休みで生徒もいないにもかかわらず退勤時刻になっても帰らない教員だらけでした。

管理職試験を受けているのが幸いしたのか分かりませんが、私は予想を上回った良いところに配置してもらいました。(ただし激務ポジションです)

何年後になるかわかりませんが、試験に合格したら管理職になるので、その時に備えて「もし、自分が管理職になったら、どういうことに気をつければ、教員のやる気を引き出し業務がスムーズに回る校務分掌の案が出せるのか」と考えてしまいました。

考えた結果、妙案を編み出しまして、校長まで勤めて退職された先輩にお伝えしたところ、お墨付きをいただいたので、ここに記したいと思います。

(ここから私の案)

次年度の校務分掌を配置する上で目指すべきことは、「校務がスムーズに運営できる配置」「教員がやりがいを持てる配置」である。

しかし、現実問題として、人事異動による人員不足や年齢層の偏りから、思い通りの校務分掌が立案できないことの方が多い。

実際に、重要なポジションへの打診を試みても断られたり、教員のことを思って配置したのにその意図が伝わらず断られたり、校務分掌を発表して教員から詰め寄られる際の管理職の困った姿を見ていて胸が痛むこともある。

もし、私が管理職になり、次年度の校務分掌を立案するとしたなら、次の3つを心がけ、「校務がスムーズに運営できる配置」「教員がやりがいを持てる配置」を叶えたい。

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