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リスフラン関節の触診②

前回はリスフラン関節は、前足部と後足部の中間にあり、前後のバランスを整える役割を担っていることがわかりました。
そのためも、リスフラン関節の可動性を評価していくことが重要でしたね。
しかし、リスフラン関節は外側・中間・内側の3つの楔状骨と立方骨、5つの中足骨により構成されており、それぞれの関節が同じ様に動くわけではありません。本日はその可動性についても整理していきましょう。

1 触れることの臨床意義

リスフラン関節は上記の通り、前足部と後足部のバランスを整えています。
それにより、足部が安定した機能が発揮できるのです。
さらに、リスフラン関節は横アーチの保持に貢献しています。
これにより、立位姿勢の際に体重の分散、歩行時の最終相の蹴り出しが安定して実施できる様になります。

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2 リスフラン関節の特徴

リスフラン関節はそれぞれ背側、骨間、底側から延びる強固な靭帯によって固定されています。

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(引用:visible body 2021)

しかし、第1中足足根関節では比較的可動性が大きくなっています。
また、第2中足骨関節は、他の骨によって囲まれているため、リスフラン関節の中でも最も可動性が小さくい関節です。

3 実際の触診方法

今回は、もっとも可動性のある第1中足足根関節を触れていきましょう。

① 第1中足骨を背側から確認し、末梢から近位にたどる
② ぽこっと落ち込んだん箇所が第1中足足根関節
③ 内側楔状骨と第1中足骨を把持し、関節を動かし確認

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4 まとめ

いかがだったでしょう?
解剖学を見つめ直すと、その関節の特徴がわかりやすくなりますね!
ぜひ、今回の内容を整理しながら実践していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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