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マルクスの資本論が読みたい

現代思想や哲学に興味のあるかたや、社会に疑念が挟まる経験の多い方などある一定の特徴を持つ人間にとてつもない引力を発生させる本があって、名をマルクスの資本論という。この本はえぐい天才であるマルクスが私たちの生きる社会において、前提となっているルールである資本主義を考えまくってできたとんでもねえ本である。このとんでもなさは歴史を振り返ってみるとなかなかに突出していて、この本に書かれていることを実行しようとして、えぐい数の人間が死んでいることや、専門家たちの解釈論争が実際の戦争の動機の一つになったりして人類を動揺させたりした歴史からも見受けられる。

当然日本の歴史もこの本の重力圏からは逃れることは許されず、国家にとって大事な一大局面での解釈闘争においてとんでもなく大きな影響力を及ぼした。第二次世界大戦後の日本でもアカデミアにもこれまたとんでもなく大きな影響力があった。さすがに同じ思想の解釈ばかりをしているのに飽きたのか、最近のアカデミアは資本論を型として現実世界を論じたり分析したりすることが王道ではなくなってきてはいるが。

今私は現代思想とかそっち系の学問に興味があるのだが、ここに登場する天才たちはやたらとマルクスはええぞと言う。誰にあたってもやっぱり資本論読まないと始まんないよねって言う。デリダもラカンもみんな言う。賛否があるけどその中心点にあるのはやっぱり資本論なのである。

時代の経過に耐えうる論理がそこにはあるのはよくわかった。ならば私も腰を据えて修行がてら行ってみるかとぶち当たってみると驚いたことに、何も情報が入ってこないのにまず驚く。テキストは私の目の前にあり、しっかりと情報は日本語で印字されているのにも関わらずである!そうこれは哲学を内包しているのだ。簡単には読み解けないのだ。漢字が多いぞ。概念の濁流だ。基本的な経済学の知識がないのか、あるいは哲学が足りないのか、知性が不足しているのか。忍耐だろう。心当たりがあるそう忍耐だ。ある一定の時間を費やして取り組まなければ何にも身につかないことは知っているだろうに自分よ。もっと机にかじりつきなさい。集中力全然ないじゃない。すぐユーチューブ見んのやめなされ。そんなんだから一生あほのままなのだ。何か力のある思考が欲しいなら、一つくらいの基礎的な学問体系脳みそにぶちこまにゃしょうがねえぞ。

待ってろ資本論、いつか必ず取り組んでこの身にしてみせる。いつか必ず。

何がどういった順番で書かれているかくらいは、書いたりできるようにしたいです。


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