「さよならは言わない」③
第三章
紗綾は離婚の手続きを進めた。
子どもたちの親権を求め、慰謝料を請求した。
弘樹は離婚に反対した。
そして、子どもたちの親権を主張した。
彼らは裁判になった。
彼らは互いに証言した。
互いに非難した。
互いに傷つけた。
裁判は紗綾の勝利に終わった。
紗綾は子どもたちの親権を得て、慰謝料を受け取った。
紗綾は子どもたちと一緒に暮らした。
紗綾は仕事を見つけ、妻は友人を作った。
そして、笑顔を取り戻した。
弘樹は孤独になった。
弘樹は仕事に失敗し、浮気相手に捨てられた。
弘樹はひどく後悔した。
それと同時に、紗綾と子どもたちの存在が許せなくなった。
弘樹はナイフを握りしめ、紗綾たちのところへ向かった。
終わり
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