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「さよならは言わない」②
第二章
それから2年後。
二人の間に二人目の子どもを授かった。女の子で、彼女に「青葉」と名付けた。二人は青葉も大事にした。
そして彼らは家を建てた。広くてきれいな家で、彼らは夢を叶えた。とても幸せな日々だ。
しかし、その幸せは長くは続かなかった。
弘樹は仕事に熱中するようになり、家に帰るのが遅くなった。
弘樹は紗綾に冷たくなり、子どもたちにも関心を示さなくなった。
弘樹は紗綾に「これからは自分勝手に生きる」と言った。
弘樹は妻の紗綾にモラハラするようになった。
妻を罵ったり、暴力をふるったり、浮気をしたりした。
弘樹は妻を見下した。彼は妻を不幸にした。
妻は夫のモラハラに耐えることができなくなった。
妻は体調を崩し、倒れた。
妻は病院に運ばれ、生死の境をさまよった。
夫は妻のことを気にかけなかった。
夫は子どもたちを引き取り、自分の両親に預けた。
夫は自由になったと思った。
夫は幸せだと思った。
妻は奇跡的に一命を取り留めた。
妻は実家に保護された。
そして、妻は離婚を決意した。
妻は新しい人生を始めた。
紗綾は幸せになると信じた。
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