熱風!!南インド映画の世界10/20～開催！
この度、南インド映画の中から傑作の４作品を一挙同時上映する特集上映を、10/20(金)より東京・新宿ピカデリー他にて全国順次開催する事が決定致しました！
特集上映を開催するにあたり、作品選びにかなりの時間を費やしましたが、今回は『ＲＲＲ』を筆頭に、いま最も注目を浴びているテルグ語圏（テランガーナ州、アンドーラ・プラデーシュ州が中心）で製作されたテルグ語映画に焦点を当て、４作品を選定致しました。今回ラインナップに入れる事が出来なかった作品は、他地域・他言語の作品も含めると十数作品候補にありましたが、またいつかどこかで開催出来た時に上映が出来たらと思っています。
【上映作品紹介】
ラインナップには、２作品の新作映画と、２作品のＳ．Ｓ．ラージャマウリ監督作人気の２作品を上映します！
▶新作２作品
2021年インド国内Ｎｏ．１興収を記録！『プシュパ 覚醒』(21)
南インドにのみ自生する高級木材”紅木”(こうき)の密輸を巡る争いと、ある男の壮絶な人生を描く迫力満点のエンタテインメント！
紅木は日本でも三味線の棹に使われている事で知られていますが、この”木”の密輸で成り上がっていく、青年プシュパのキャラクターが本当に魅力的。うちに秘めた静かなる闘志がやがて爆発し、警察との争いや組織のボスとの闘争シーンは迫力満点です！ユニークなダンスの振り付けにも注目です。
日本で出演作が本格的に劇場公開されるのは今回の特集上映がほぼ初
ちなみに、『ＲＲＲ』の主演ラーム・チャランとは、従兄弟同士
インド史上初めて英国軍と戦った偉人を描いた歴史アクション超大作！
『サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者』(19)
実在の偉人ウイヤーラワーダ・ナラシムハー・レッディの生涯を描いた作品。主演はテルグ語映画界のメガスターと呼ばれるチランジーヴィ。共演にはアミターブ・バッチャン(『華麗なるギャツビー』『マダム・イン・ニューヨーク』)、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー(共に『バーフバリ』シリーズ)と、豪華キャストが集結！チランジーヴィは『ＲＲＲ』のラーム・チャランの父であり、本作でチャランは製作プロデューサーとしてクレジットもされています。ナラシムハーが村民を鼓舞し、英国軍に立ち向かっていく様子は胸が熱くなりますし、ラストは号泣必至です。インド映画ファンにはお馴染みの俳優たち総出演作品でもあるので、ファン必見の作品とも言えます！
実は『プシュパ 覚醒』でヒロインが「チランジーヴィの映画を映画館で観たい！」と言うシーンがあったりします。
▶Ｓ．Ｓ．ラージャマウリ監督作人気の２作品
『ＲＲＲ』のラーム・チャラン主演作！400年の時を超えた”運命の恋”を、壮大なアクション満載で描くスペクタクル史劇！
『マガディーラ 勇者転生＜完全版＞』(09)
日本では2018年に劇場公開して話題を集めた後も、ブルーレイの発売や配信でも好評を博し、ドリパスのリクエスト作品としても常連の大人気作品。今回はインターナショナル版より23分長い、完全版で上映を致します！
父チランジーヴィのカメオ出演や、人気キャラクターのソロモン(シェール・カーン)と
主人公ハルシャ(バイラヴァ)の友情もお楽しみに！
『ＲＲＲ』のＮＴＲ Ｊｒ．主演！現世と地獄を往来するＶＦＸ冥界ファンタジー・アクション！『ヤマドンガ』(07)
地獄と言えば暗くて怖いイメージですが、そのイメージとは全く違う、ラージャマウリ作品らしい豪華絢爛な世界のなかで、大泥棒のラジャが閻魔大王とダンスや巧みな話術で対決するシーンや、ＮＴＲ Ｊｒ．演じるラジャの閻魔に成り代わろうとする姿はユニークで、大笑いしながら楽しめます。
一度観ればクセになるほどの強烈なインパクトを観客に与える南インドの映画。知れば知るほど、”沼る”こと間違いなし、魅惑の世界をこの秋ぜひ劇場で体感してください！