2021年2月10日　水曜日

所用で実家へ。
ちょうどさらさらサラダの短歌の回と重なってしまった。時間も。
ギリギリ放映前に用事は終わり、テレビをつけてもらう。一緒に見ながら母があれこれ話すので、ぜんぜん集中できなかった。帰って録画をもう一度見よう、と思った。夜、娘と見た。
知っている方の短歌が紹介されていた。知っている、といっても私がtwitterで憧れているだけの。みなさんさすがだった。細川茂樹さんのコメントも、短歌を愛している人のコメントだった。
今回のテーマは、テレビ。その時点で最初は無理だ、と思った。
それまで見ていなかった紅白歌合戦を、結婚して義母を呼ぶようになってから見るようになった話とか、そのとき演歌は真剣に見て一緒に歌うのに、知らない歌だと話し始めて、でもそちらこそ私たちの見たい人たちで、だからこそ同じ番組を一緒に見ることができていることをわかっていない義母に苦笑いしながら私は台所に立って、見たい人の時だけテレビの前にいたこととか。
義母と暮らしていたときに、トイレにしか立たない（立てない）義母がずっとテレビの前に居て、見ながら話しかけられて仕事にならず大変だったけれど、水戸黄門のときだけ集中してくれるから助かったこととか、頭には浮かんだのに、一切歌にできなかった。
あとは父や夫が野球中継を見る夏の風景とか。
結局送った歌はテレビでは放映されなかった。前向きな歌じゃなかったからだろうか。そう思っていたら、公式サイトに荻原さんが選んだ歌として紹介されていた。うれしかった。

番組の途中ですがと真っ青なネクタイの上の笑顔が消える／蛇口ひろこ

コーヒーと楽しむつもりで黒糖を買った。
コーヒーは淹れずに緑茶と食べた。

写真は、実家のそばの空き家の前に停めた車。帰ろうとしたら、こうなっていた。