Bluetooth トランスミッター 高いものは良いと知る
子どもが生まれると夜はテレビの音にも気を使うようになる。地上波はまだいい。字幕が付けられるから。
困るのは動画配信サービス(Huluなど)で邦画を見る時だ。邦画でも字幕をくれと何度思ったことか。なんせ声が小さい。そしてBGMがでかい。
イヤホンを付けようにも有線は邪魔だし、そもそも一人しか聴けないってなことで、テレビの音をBluetoohイヤホンで聴ける環境を整えることにした。
そこで購入したのがこれ。安いし、同時に2つのイヤホンを接続できて評判もまぁまぁ。めちゃくちゃ小さいし便利な世の中だなという感じ。
てことで購入したんだけどこれが大失敗。何がダメかを書いていく。
JPT1のダメなところ
遅延
Bluetoothイヤホンにとって遅延は切っても切れない関係。最初これを使ってテレビを観たときに感じた。「おぉほぼ遅延ないやん」
そしてFire TV Stickで映画を観たときに感じた。「う~ん、ちょっと遅延あるけど…まぁ耐えられなくは…ない…かな」
しかしやはり一度気になりだすとどんどんと気になるもの。映画への没入感は圧倒的に下がる。
ソースの音が小さいと無音になる
電池式のものは必然的にこういう仕様になるようだが、そもそもテレビ側で小さい音しか出ていないときはイヤホン側が何を血迷ったのか「出力しなくていっか!」と判断して完全に無音になってしまう。そのためセリフの間に不自然な無音時間があり、セリフと一緒に背景の雑音なども出力される、という形。どうも気持ち悪い。
通信不安定
そして何よりこれ。2つのイヤホンを繋いでいると突然片方のイヤホンのペアリングが解除されてしまう現象がちょこちょこ出ていた。もう一度ペアリングすればまた繋がるし、まあ2時間映画の間に1回程度だったので我慢できるかなと。しかし購入後1カ月経って七つの会議を見た時に私は爆発した。
切れすぎ。20分に1回くらいは通信が切れて、ペアリングもなかなかうまくいかない。七つの会議が面白いだけにストレスが尋常ではない。映画が終わってすぐに新しいものを買った。
BT T100 レビュー
外観
1万円の高級品ということでまず箱もスタイリッシュでおしゃれ。付属品は電源用のUSB-A to micro USBケーブル、3.5mmオーディオジャックケーブル、光ケーブル、取説類3種。電源用のアダプタは付いていないので注意。
前述のJPT1に比べるとかなりサイズアップ。そしてこれで電池式ではなく常時電源接続式。期待が高まる。
背面には3.5mmオーディオジャック接続と光デジタル接続のポートとそれらを切り替えるスイッチ、そして電源用のmicro USBポート。
テレビで使用する場合は光デジタル接続がオススメ。3.5mmオーディオジャックで接続すると常にテレビ側のスピーカーから音が出なくなってしまうのでイヤホンを使うたびにジャックを抜き差しすることになる。光デジタル接続であれば常時両方から音声が出力されるので、イヤホンを使う時だけテレビをミュートすればいい。それでもイヤホンからは音がちゃんと出力される。
セッティング
早速テレビ台の下にセット。配線ゴミですみません。録画用のHDDの上に置くとちょうど収まりが良かった。
大きくなったけどJPT1のときは小さいばかりにこんな感じで宙ぶらりんだった。そしてオーディオジャックしか使えないから使わないときは引っこ抜いてどこかに保存しておくというスタイル。それからすれば大きくなったけどテレビ周りは逆にすっきりした。
使用感
接続はめちゃ簡単で電源を入れると勝手にペアリングモードになるので、イヤホン側もペアリングモードにすれば接続完了。次からは自動でペアリングできる。2台以上つなぐ場合は前面にあるボタンを長押しすればいい。
遅延
これはすごい。JPT1であったFire TV Stickでの遅延がほぼなく地上波テレビと同等になった。もちろん完全にゼロではない。ただしイヤホンからもスピーカーからも出力してようやく「あ、ずれてるっぽいな」と気付く程度なので明らかにJPT1よりも良い。
ちなみに更に低遅延にするためにはイヤホン側をaptX LLというコーデックに対応したものにするとよいらしい。完全ワイヤレスイヤホンで対応しているモデルはほとんどなく、同社製の高級品しかない。私には買えません。
上記リンクのものには後継機があるが、後継機はaptX LL非対応なので注意。
ワイヤレスヘッドホンには対応機種がいろいろとあるようです。
小さい音の出力
やはり常時電源式の恩恵は大きく、小さい音しかないときにもかすかな音をきちんと出力してくれる。不自然な無音はやはりストレスだったんだなと感じる次第。
通信安定性
これは2つのイヤホンを繋いだ時にどうなるかを見てみたいので、奥さんと映画でも見てからここに追記したいと思います。
以上、とにかく見た目から機能から大満足の本製品、本当におすすめです。あと七つの会議もおすすめです。
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