1:4:4:1で考える現代人① 現代人は4つのグループで分けられる

 私は、現代人は自分の人生に対する評価の度合いによって、大まかに4つのグループに人々を分類できるのではないかと考えています。これらのグループは、人数比がだいたい「1:4:4:1」に分けられ、各グループの動きによって社会も形づくられているのではないでしょうか。
 今回は、4つのグループについてまとめてみました。

◯最初の1割のグループ(最高の1割)
 最初の1割のグループは、自分の人生を「とても良い、自分で切り開いている」と感じている、いわゆる成功者の人々です。事業やスポーツなど、何かの分野で成功しつつさらに前へと進み続けている人が該当します。
 自分自身に対する信頼が厚く、能力に裏打ちされた成功を収めており、他のグループの人に「あなたもできる!」と鼓舞し、引っ張っていく人です。
 具体的な職業としては、企業の創業者やスポーツのトッププレイヤーが当てはまると思います。

◯2番目の4割のグループ(幸福の4割)
 2番目の4割のグループは、自分の人生を「まあ良いんじゃないか」と感じている人々です。成功者を目指して努力をしていたり、何か明確な目標はなくとも日々の生活に充実を感じる時が、そうでない時よりも多い人が該当します。
 最初の1割グループほどではありませんが、自分自身への信頼があり、それなりの成功も収めています。
 具体的な職業を考えるのは難しいですが、自分のやっている仕事にやりがいを感じていたり、本人が納得するバランスの労力と給与の仕事をしている社会人が当てはまると思います。

◯3番目の4割のグループ(不安の4割)
 3番目の4割のグループは、自分の人生を「うまくいかない」と感じている人々です。日々の生活に充実よりも困難を感じており、自分自身への信頼もあまりありません。
 自分のやっている仕事にやりがいをあまり感じられず、労力と給与が釣り合っていないと思う仕事を「させられている、しなければならない」と考えている社会人が当てはまると思います。

◯最後の1割のグループ(絶望の1割)
 最後の1割のグループは、自分の人生に対して恨みすら覚えるほど困難を感じている人々です。日々の生活で充実を感じる時どころか無感情になっており、これまで繰り返し失敗したことから自分自身を信頼することができません。
 仕事はあるだけでも良い方で、選択することがそもそも無理な状況にある人が当てはまると思います。

 以上、4つのグループについてまとめました。人々は、どれか1つのグループにずっといるわけではなく、その時々の状況によってグループ間を行き来します。
 皆さんは、今の自分がどのグループに属していると思いますか。

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