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保育園、幼稚園に通う意義って何だろう?

 今年の4月から、子どもが保育園に通うようになりました。通い始めて2週間たった今、子どもが保育園や幼稚園に通う意義を考えてみました。

目次
「親が働くため」は一面に過ぎず
「他の子どもと1日過ごす」意義
「親以外の大人と過ごす」意義

○「親が働くため」は一面に過ぎず
 まず、子どもを保育園や幼稚園に通わせる切実な理由として、「親が働くため」があります。子育てのために育児休業を取得していると、休業手当金を支給される場合もありますが、生活としてはギリギリなことも多々あります。そのため、保育園等の利用料を支払ったとしても、働くことで得られるお給料が育児休業手当より多いのであれば、普段の生活のためにも、これからの長い子育てにかかるお金を得るためにも、保育園等に子どもを通わせて、その間に親が働く方が良いでしょう。
 ただ、こうした「親が働くため」というのは、保育園等に通う理由ではありますが、子どもにとっての直接的な意義とはいえないです。

○「他の子どもと1日過ごす」意義
 子どもにとっての意義の一つは、「他の子どもと1日過ごす」だと思います。
 家にいる場合は、なかなか他の子どもに会う機会はありません。例え兄弟や近所に同い年くらいの子どもがいても、保育園等のように10人以上の子どもと1日過ごす環境は無いでしょう。自分以外の他の子どもと過ごすことは、子どもの社会性を成長させるのに、とても大切な機会です。お互いに、まだ自分の感情を言葉で上手く伝えたり、自分の感情を抑えるといったことは出来ませんから、怪我をするようなやり取りになってしまうこともあるでしょう。そうした痛い経験も通して、社会性が成長していくと考えると、なるべくやり取りが多くなるように、多くの子どもが集まる保育園等に通うことは意義があると思います。

○「親以外の大人と過ごす」意義
 もう一つ、保育園等に通う意義として「親以外の大人と過ごす」ことがあげられます。
 保育園等に通う年齢の子どもは、その1日のほとんどで親と過ごしています。親以外の大人に会うのは、親の親族でも年に数回でかつ数時間程度、街中で会う店員さんのような大人だとあいさつをする程度です。そうなると、子どもは大人との関わり方については親しかモデルがなく、偏った方法しか知らない状態になってしまいます。
 先述した、子ども同士の関わりにおける社会性だけでなく、年齢が大きく異なる大人との関わりにおける社会性も成長するには、親以外の大人としっかり時間をかけてやり取りできる環境が必要です。保育園等は、親とは異なる「先生」という立場の大人とやり取りできる環境として、社会性を成長させることができると思います。

 皆さんはどう思いますか。

 

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