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子どもを育てていて思う、社会にやって欲しいこと

 今、子どもを育てている当事者として、政治や会社などを含んだ大きな意味での「社会」に対してやって欲しいことを考えてみました。これらのことをやってもらえたら、子育てはグンとやりやすく子どもを持つことに積極的な方々も増えるのではないかと思います。


お金をください

 最初からある意味結論ですが、お金をください。子育てには、夫婦二人で生活している時よりも、明らかにお金がかかります。一方で、子育てのための時間、体力、精神力を確保するために、お金を稼ぐ仕事の時間等を減らさなければならず、個人で稼げるお金は減ってしまいます。
 子育てで支出は増えるけど、子育てで収入は減る、となれば家計的にまずいのは誰でも分かります。「だったら子どもはずっと先、または諦める」という選択をする夫婦がいてもおかしくありませんし、子どもがいる夫婦でも「もう一人は無理かな」と選択することが多いでしょう。
 現代の貨幣経済では、お金があれば大抵のことができますが、お金がないととたんに苦しくなります。子育ても同様なので、子育て世帯にお金を支給するのがまず必要だと思います。個人的な体感として、子ども一人あたり月10万円支給されたら、ほとんどの夫婦が子育てに積極的になると思います。

柔軟な勤務形態をください

 子育てをしていると、子どもの成長段階によって必要な時間量と一緒にいる必要のある時間帯が変わっていくことを実感します。
 前述した通り、子育てしながらもお金を稼ぐために仕事をする必要がありますが、ほとんどの会社の勤務形態は柔軟ではないと思います。例えば、出勤時間帯を曜日や日ごとに変えられない、短時間勤務とする時期も曜日や日ごとに変えられない、そもそも出勤時間帯を変えたり短時間勤務の制度がない、といったことがあげられます。
 仕事と子育ては別物、ではありますが労働者と親は同一人物であり、一連の流れで生活しています。子育てをする上で、柔軟な勤務形態がないと両方を成り立たせることはできません。曜日や日単位での出勤時間帯、勤務時間量の調整ができる柔軟な勤務形態が欲しいです。

子どもに関わる行政職員を大事にしてください

 子育てをしていると、本当に多くの行政職員の方にお世話になります。保育園の保育士さん、学校の教職員の方はもちろんのこと、児童センターの職員の方、保育園や学校の調理師の方、市役所の窓口や事務処理の方など、目に見える職種から裏方の職種まで、たくさんの行政職員の方にお世話になっています。生活が厳しい場合には生活保護担当の方や児童相談所、児童養護施設の方にもお世話になると思います。
 こういった、子どもに関わる行政職員の方々、正規・非正規関係なく全ての方が大事にされて欲しいと思います。どんな活動でもそうですが、活動する側の方々が健康やお金の面で充実していないと、活動を受ける側も充分なサービスを受けることはできないからです。子どもに関わる行政職員の方々も大事にされて充実していることで、子どもと保護者に対して充分なサービスを提供することが可能になると思います。ぜひ、子どもに関わる行政職員を大事にして欲しいです。

 皆さんはどう思いますか。

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